シニアの一人たび

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「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

残業代ゼロ労働の適用年収「管理職の平均」で調整/厚労省

2006-12-22 16:57:01 | 生活関連ニュース
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 一定の年収以上の会社員を1日8時間の労働時間規制から外し、残業代をなくす
「ホワイトカラー・エグゼンプション」について、厚生労働省が対象者のの条件を、
部長や課長など「管理職の平均的な年収水準」とすることで最終調整していること
が19日分かった。具体的な金額は来年の国会に提出予定の労働基準法改正案に明記
らず、労使で協議のうえ、別途、政令で定める方針だ。

 8日に提示された最終報告案では、ホワイトカラー・エグゼンプションの条件と
して「年収が相当程度高い者」などとしていた。しかし、具体性に欠けるため、年
末にまとめる最終報告書では、新たに「対象労働者は管理監督者の一歩手前に位置
する者」言及。年収要件を、「管理監督者一般の平均的な年収水準を勘案しつつ、
労働者の保護に欠けないよう、適切な水準を定める」とする方向で調整している。

 管理監督者の年収に関する正式な統計はないものの、05年の厚労省統計をもとに
した民間の産労総合研究所の試算では、従業員が100人以上いる企業の「課長」
の年収は837万円。ただ、100人以上500人未満が683万円、500人以
上千人未満が791万円、千人以上が972万円と、企業規模や産業で開きがある。
                    (2006.12.20 朝日朝刊/総合)

便秘と大腸かん 無関係/6万人調査、俗説否定「厚労省研究班」

2006-12-22 12:56:43 | 医学
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 便秘と大腸がんは関係ありません__。腸に含まれる有害物質が腸に長くとどま
るため、古くかあった「便秘がちな人は大腸がんになりやすい」という俗説が、厚
生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の疫学調査
で否定された。米医学誌で発表した。
 調査は全国6地域に住む40~69歳の男女約6万人を対象に93年から実施。開始時
に便通の頻度などを聞き、平均8年間、追跡調査して大腸がんを発症したか調べた。

 その結果、便通が「週2~3回」しかない便秘の人たちは、「毎日1回」「毎日
2回以上」する人たちと比べても、大腸がんを発症する危険度は変わらなかった。
 また、普段の便の状態との関連では、、「下痢」の人は、大腸がんの一つである
直腸がんのリスクが高い傾向がでたが、対象人数の少なさなどが影響した可能性も
あり今後も検討が必要という。

 研究班の群馬大医学系研究科の大谷哲也助手(公衆衛生学)は「週2、3回しか
出なくても悩む必要はない。より重い便秘や下痢が長く続く時は、ほかの病気の可
能性もあるので、医療機関で検査を受けてほしい」と話している。
                       (2006.12.20 朝日夕刊

リハビリ「最長180日」制限/専門医56%問題視 学会アンケート『その2』

2006-12-22 09:47:52 | 医学
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 リハビリの内容を、脳血管疾患▽手足の骨折など▽呼吸器疾患▽心臓や血管の疾
患、という4疾患に分けたことについても、「見直しが必要」とした。
 上限を超えてリハビリを継続する例外規定として厚労省が挙げた「身体機能に向
上ががある場合」という条件についても、「維持で可」が37%、「低下の程度を軽
減できれば可」が26%と、反対意見が過半数を占めた。

 上限を超えてリハビリが打ち切られたり回数が削減削減されたりした患者がどれ
だけいるか、との問いには、全患者の「75%以上」が16%、「」75%~50%」が17
%、「50%~25%」が35%だった。
 また、制限は最大で9月末まで猶予期間が設けられていたが、8月の段階で45%
が「長期外来患者にはすでに中止または回数削減」していた。

 アンケートを担当した昭和大医学部教授の水間正澄理事は「障害は一つでないこ
とが多く、リハビリは横断的にしないといけないのに、できなくなったことえの不
満が大きかった。学会として、厚労省に見直しを求めて生きたい」としている。
                    (2006.12.18 朝日夕刊『完』)