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なぜこんなことになるのか。それは今の年金制度が、現役世代の負担が重くなり
過ぎないように保険料の上限を決め、収入の範囲内でやりくりするように給付の方
を自動調整しているからだ。物価などの伸びに応じて本来、増やすはずの年金額を
、少子化で制度の支え手が減ったり平均寿命が延びたりした時には伸びを抑える仕
組みだ。
これまでの見通しでは、2023には調整が終わる見込みだったが、今回の推計
のように支え手が減り、平均寿命も延びると、調整機関がさらに長くなり、給付水
準が落ちる。
『介護保険、若者負担論も』
高齢化が進むのに伴い、医療や介護にかかる費用も増える。
厚労省は、08年度から75歳以上を対象にした新しい高齢者医療制度をスタートさ
せる予定で、お年寄りの負担する保険料は平均で年6.1万円想定しているが、こ
れが2015年度には8.5万円に増える見込みだ。
(2006.12.21 朝日朝刊/総合『その4に続く』)
なぜこんなことになるのか。それは今の年金制度が、現役世代の負担が重くなり
過ぎないように保険料の上限を決め、収入の範囲内でやりくりするように給付の方
を自動調整しているからだ。物価などの伸びに応じて本来、増やすはずの年金額を
、少子化で制度の支え手が減ったり平均寿命が延びたりした時には伸びを抑える仕
組みだ。
これまでの見通しでは、2023には調整が終わる見込みだったが、今回の推計
のように支え手が減り、平均寿命も延びると、調整機関がさらに長くなり、給付水
準が落ちる。
『介護保険、若者負担論も』
高齢化が進むのに伴い、医療や介護にかかる費用も増える。
厚労省は、08年度から75歳以上を対象にした新しい高齢者医療制度をスタートさ
せる予定で、お年寄りの負担する保険料は平均で年6.1万円想定しているが、こ
れが2015年度には8.5万円に増える見込みだ。
(2006.12.21 朝日朝刊/総合『その4に続く』)