来月から国内初運用
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航空機の離着陸に危険を及ぼしかねない地表付近の乱気流をつかもうと羽田空港
で来月、新型レーダーの一種「ドップラーライダー」が国内の空港で始めて運用を
始める。天気が良いときも風の動きを詳しく観測できるのが特徴。パイロットを悩
ませる羽田特有の「ハンガーウエーブ」と呼ばれる乱気流の解明や対策につながる
可能性もある、と期待されている。
気象庁が羽田など全国8空港に設置している空港気象ドップラーレーダーは電波
を発射し、半径100㌔以内の雨粒や雪の動きを観測し、雲や風の動きをつかむ。
一方、ドップラーライダーは赤外線レーザー光を発射して、空気中の小さいちり
の動きを観測して風向きや風速を把握。晴天時の突発的な風の乱れもとらえること
が可能になる。地上約30㍍から500㍍の半径10㌔の範囲を観測できるという。
設置費用は約2億円。
(2006.11.24 朝日朝刊/第2社会『その2に続く』)
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航空機の離着陸に危険を及ぼしかねない地表付近の乱気流をつかもうと羽田空港
で来月、新型レーダーの一種「ドップラーライダー」が国内の空港で始めて運用を
始める。天気が良いときも風の動きを詳しく観測できるのが特徴。パイロットを悩
ませる羽田特有の「ハンガーウエーブ」と呼ばれる乱気流の解明や対策につながる
可能性もある、と期待されている。
気象庁が羽田など全国8空港に設置している空港気象ドップラーレーダーは電波
を発射し、半径100㌔以内の雨粒や雪の動きを観測し、雲や風の動きをつかむ。
一方、ドップラーライダーは赤外線レーザー光を発射して、空気中の小さいちり
の動きを観測して風向きや風速を把握。晴天時の突発的な風の乱れもとらえること
が可能になる。地上約30㍍から500㍍の半径10㌔の範囲を観測できるという。
設置費用は約2億円。
(2006.11.24 朝日朝刊/第2社会『その2に続く』)