バス代・住基カード費支給/富山市、10倍のペースに
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高齢者を対象に、富山市が4月から始めた運転免許証返納支援制度が好調だ。
運転に自信がない高齢者が県警に免許を返すと、市がバスや電車の交通費を出す
仕組みで、それまでの約10倍のペースで返納が進んでいる。交通事故数は減少傾向
なのに、高齢者の事故は増えている。警察官も高齢者の免許更新時に判断能力の
検査を義務づける方向で検討しており、免許返納の取り組みは全国に広がりそうだ。
富山市の「高齢者運転免許自主返納支援事業」では、運転免許書証を返納すると
路線バスや電車などが利用できる約2万円分の乗車券と、身分証明書として住民基
本台帳カードか運転経歴証明書の取得費が支給される。
今年4~9月に制度を利用して返納した高齢者は278人。1~3月は14人だっ
たので、約10倍のペースだ。市は年間50人とみて予算を組んだが、9月補正予算で
1千万円余りを追加した。
(2006.11.18 朝日夕刊/一面『その2に続く』)
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高齢者を対象に、富山市が4月から始めた運転免許証返納支援制度が好調だ。
運転に自信がない高齢者が県警に免許を返すと、市がバスや電車の交通費を出す
仕組みで、それまでの約10倍のペースで返納が進んでいる。交通事故数は減少傾向
なのに、高齢者の事故は増えている。警察官も高齢者の免許更新時に判断能力の
検査を義務づける方向で検討しており、免許返納の取り組みは全国に広がりそうだ。
富山市の「高齢者運転免許自主返納支援事業」では、運転免許書証を返納すると
路線バスや電車などが利用できる約2万円分の乗車券と、身分証明書として住民基
本台帳カードか運転経歴証明書の取得費が支給される。
今年4~9月に制度を利用して返納した高齢者は278人。1~3月は14人だっ
たので、約10倍のペースだ。市は年間50人とみて予算を組んだが、9月補正予算で
1千万円余りを追加した。
(2006.11.18 朝日夕刊/一面『その2に続く』)