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土地の実際の境界から1㍍以上ずれて描かれている「公図」が、比較的人口の多
い市区町で約6割もあることが、国土交通省の調査でわかった。公図は土地の区画
を示す資料で、明治期に作製された図面を流用していることが多いためだ。同省は
24日から、確認が済んだ14都道府県の21市区のずれの状況をホームページ
(http://www.land.mlit.go.jp/Kouzu_zure/)で公表する。ずれの程度を5段階で
表示するが、土地1筆ごとのずれは、個人情報の保護などを理由に明らかにしない。
1㍍以上のすれがあった公図は、公表対象の約1万9600枚のうち約64%
(約1万2400枚)。10㌢未満しかずれのない公図は約4%(約800枚)だけ
で、ずれのない公図はなかった。
大規模な実態調査は初めて。公図が不正確で売買時にトラブルになることが多く、
国交省は調査結果をもとに市町村に地籍調査の早期実施を促す考えだ。
(2006.11.23 朝日朝刊/経済)
土地の実際の境界から1㍍以上ずれて描かれている「公図」が、比較的人口の多
い市区町で約6割もあることが、国土交通省の調査でわかった。公図は土地の区画
を示す資料で、明治期に作製された図面を流用していることが多いためだ。同省は
24日から、確認が済んだ14都道府県の21市区のずれの状況をホームページ
(http://www.land.mlit.go.jp/Kouzu_zure/)で公表する。ずれの程度を5段階で
表示するが、土地1筆ごとのずれは、個人情報の保護などを理由に明らかにしない。
1㍍以上のすれがあった公図は、公表対象の約1万9600枚のうち約64%
(約1万2400枚)。10㌢未満しかずれのない公図は約4%(約800枚)だけ
で、ずれのない公図はなかった。
大規模な実態調査は初めて。公図が不正確で売買時にトラブルになることが多く、
国交省は調査結果をもとに市町村に地籍調査の早期実施を促す考えだ。
(2006.11.23 朝日朝刊/経済)