シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

公図の6割 1㍍以上ずれ/国交省2万枚調査

2006-11-24 16:40:53 | 生活関連ニュース
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 土地の実際の境界から1㍍以上ずれて描かれている「公図」が、比較的人口の多
い市区町で約6割もあることが、国土交通省の調査でわかった。公図は土地の区画
を示す資料で、明治期に作製された図面を流用していることが多いためだ。同省は
24日から、確認が済んだ14都道府県の21市区のずれの状況をホームページ
(http://www.land.mlit.go.jp/Kouzu_zure/)で公表する。ずれの程度を5段階で
表示するが、土地1筆ごとのずれは、個人情報の保護などを理由に明らかにしない。

 1㍍以上のすれがあった公図は、公表対象の約1万9600枚のうち約64%
(約1万2400枚)。10㌢未満しかずれのない公図は約4%(約800枚)だけ
で、ずれのない公図はなかった。
 大規模な実態調査は初めて。公図が不正確で売買時にトラブルになることが多く、
国交省は調査結果をもとに市町村に地籍調査の早期実施を促す考えだ。
                    (2006.11.23 朝日朝刊/経済)

宇宙線使い火山を透視/東大地震研、名古屋大

2006-11-24 13:09:09 | 天文関連
  火口近くに写真乾板/噴火予知に期待
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 宇宙から降り注ぐ粒子線を捕らえ、火山内部の様子をあたかもX線写真のように
撮る技術の開発を、東京大学地震研究所と名古屋大が進めている。今夏から長野県
浅間山などに写真乾板を置いて実験を始めた。火口の底の上昇などでマグマの動き
を探り、噴火予知に結びつける試みだ。

 写真乾板で捕らえるのはミュー粒子という宇宙線。地上では手のひらほどの面積
あたり毎秒1個ほど降り注ぐ。エネルギーの高いものは1㌔の岩盤も通り抜ける。
岩盤の薄い部分や空洞があれば通り抜ける量が増え、粒子が来る方向と照合すれば、
火山の内部を10㍍ほどの細かさで探れる理屈だ。複数の場所に置けば、MRI(磁
気共鳴断層写真)のように立体的な形もわかるという。

 深い場所のマグマの動きは地震波などで観測できるが、噴火が近づいて、マグマ
が火口付近までせり上がってくる状態をつかむ手段として、役に立つという。
 アイディア自体は十数年前からあり、永嶺謙忠東大名誉教授らが取り組んできた。
宇宙線をデジタル方式で検出する装置はトレーラーが必要なほど重く、電力も食い、
火口近くには置けなかった。この研究を発展させた写真乾板方式だと、人間の行け
る場所ならどこでも置くことができる。検出装置は一式で1千万~2千万円もする
が、乾板は1枚数万円だ。

 地震研の田中宏幸特別研究員らが8月から浅間山、11月に北海道の昭和新山に乾
板を置き、一部で分析も始めた。田中さんは「大惨事にもつながる爆発的な噴火は
粘度が高くてマグマの動きが遅い火山で起きやすい。時間はかかっても予知に役立
つ」という。
                       (2006.11.22 朝日夕刊)

男女格差の少なさ 日本低迷/上位は北欧

2006-11-24 08:32:16 | 生活関連ニュース
  115カ国・地域を調査/経済・教育・健康・政治
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 「世界経済フォーラム(WEF)」(本部・ジュネーブ)は21日、世界115カ国
・地域の男女格差を調査した報告書を発表した。格差が少ない順ではスウェーデン
など北欧諸国が上位を独占。日本は79位と低迷している。

 WEFは、各国政府や国際機関の統計、独自の聞き取り調査をもとに経済(所得
や職業的地位)、境域(就学率や進学率)、健康(寿命など)、政治(内閣や国会
の男女比率)の4分野のデータを指数化して比べた。ランキングは昨年に続き2回
目だが、前回は調査対象が約60カ国・地域で調査方法も異なっていたため、前回と
の比較はしていない。

 政治、経済分野の男女格差が少ないスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、
アイスランドが1~4位。日本は健康分野でトップクラスだったが、経済83位、
教育59位、政治83位だった。
 WEFは、ランキングはそれぞれのの国内での経済機会や社会進出の男女差を指
数化しており、その国の経済発展レベルは加味していないとしている。このため、
経済、教育、健康の3分野で国内男女差が少なく、点数が高かったフィリピンが総
合6位に食い込んだ。
                    (2006.11.22 朝日朝刊/総合)