シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

実験用の動物をICダグで管理/茨城の企業など開発

2006-11-28 15:57:06 | 生物学
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 商品や図書の管理などに広く使われているICダグをマウスやハムスターなど実
験動物に応用したシステムを、電気機械部品製造業「スターエンジニアリング」(
茨城県日立市)と筑波大、茨城県などが共同で開発した。固体識別や情報管理がし
やすくなるという。

 このICタグは縦11.5㍉、横3.7㍉、厚さ0.8㍉の長円形。漢字なら56文字、
アルファベットや数字なら112文字の情報が保存可能な仕様で、実験動物の生年
月日や性別、遺伝情報などを記録できる。

 現在、実験動物の管理は、耳につけた識別表の数字や記号を、研究者が目で確認
してノートに記録する方法が一般的。このシステムでは読み取り機をかざすだけで
情報の読み取りや、変更・追加が簡単にできる。
 このICタグは、ペットの固体識別に使われるマイクロチップよりも記憶容量が
大きく、値段も安いのが特徴。1個100円程度で、管理システム全体は150万
円程度になる見通しだ。
                    (2006.11.26 朝日朝刊/総合)

健康食品の被害検証/厚労省検討会年内にも設置『その2』

2006-11-28 12:20:40 | 医学
  因果関係を分析
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 これまで厚労省は、被害報告があるたび、専門家を探して意見を聞いてきた。今
後は、肝臓や腎臓、皮膚科、産婦人科などの専門医と、漢方薬の原料となる生薬に
詳しい薬剤師らを委員とする検討会を設けておき、被害内容に応じて委員を招集。
分析の結果、因果関係が認められれば、ホームページで直ちに商品名などを公表す
る。疑わしい場合は、動物実験や文献調査などもしてさらに詳しく調べるという。

 健康食品をめぐっては03年、ダイエットなどの目的で「植物アマメシバ」の粉末
や錠剤などの健康食品を利用した女性3人が重い気管支炎になり、販売が禁止され
た例がある。今年2月には、がん予防に効果があるとされるきのこの一種「アガリ
クス」を使った健康食品の一つに、がんの発生を促進する作用があることがわかり、
販売した企業が商品を自主回収し、販売をやめている。
                    (2006.11.25 朝日夕刊『完』)

大流行不安 備えは遅々/新型インフルエンザ

2006-11-28 08:54:08 | 医学
  薬備蓄 必要数の半分
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 アジアを中心に鳥インフルエンザの人への感染が広がり、人から人へ感染しやす
い新型インフルエンザに変異し、大流行がおこるのではないか、と心配が広がって
いる。隣の韓国では、鳥インフルエンザによる鶏の大量死が発生。しかし、日本の
対策は不十分だ。治療薬「タミフル」の備蓄は、予想される患者数のまだ半分程度
で、ワクチン開発にも時間がかかる。「本腰を入れた対策を講じる必要がある」と
専門家は、危機感を強めている。

 「新型インフルエンザがいつ発生するかは、誰にも分からない。しかし、可能性
は高まっていると考えたほうがいい」。国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報
センター長は指摘する。
 専門家が危機感を募らせているのは、鳥インフルエンザ(H5N1型)の人への
感染が増え続けているからだ。

 世界保健機構(WHO)によると、今年は11月13日までにアジアを中心に9カ国
で患者が111人、内死者は75人。特に死者は、昨年の倍のペースだ。新型に変異
した場合、世界的には億単位の人が死亡するとの見方もある。
(2006.11.26 朝日朝刊/総合『その2に続く』)