シニアの一人たび

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「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

出生率「1.39以下は確実」/年末公表の新人口推計 社人研

2006-11-16 21:44:48 | 生活関連ニュース
  晩婚・非婚化 予想外のペースに
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 国立社会保障・人口問題研究所(社人研)は14日の社会保障審議会人口部会で、
年末に公表予定の新しい人口推計では、女性が生涯に産む子どもの数を示す合計
特殊出生率の将来見通しが、前回02年推計の1.39よりもさらに下がることを明らか
にした。
 一方で高齢者の平均寿命は前回推計よりも延び、少子高齢化が一層進むとしてい
る。人口推計がベースとなる年金、医療など社会保障制度の長期財政見通しにも影
響がありそうだ。

 前回の推計では、出生率に大きな影響を与えるとされる女性の平均初婚年齢は
27.8歳、生涯結婚しない女性の比率は16.8%、夫婦でつくる子どもの数は1.72人で
安定するとしていた。
           (2006.11.15 朝日朝刊/総合『その2に続く』)

神経細胞の突起を伸ばすたんぱく質

2006-11-16 17:05:50 | 医学
  九州大教授ら発見、難病治療に道
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 神経細胞が突起を延ばすときに欠かせないたんぱく質を、九州大生体防御医学研
究所の中山敬一教授らが見つけた。神経難病の治療につながる可能性がある。米科
学誌サイエンスに掲載された。

 神経細胞は突起を伸ばして他の神経細胞につながり、回路をつくるのが特徴の
一つ。突起は細胞膜のせいぶんである脂肪が、膜の特定の場所に移動することで
伸びる。長いものは1.5㍍もあり、脳から腰に達する。

 中山さんらは、神経細胞に含まれるプロトルーディンというたんぱく質を神経以
外の細胞で働かせると、同じような突起ができるこを発見。神経細胞でこの働きを
なくしてみると、脂肪は移動するが突起はできなかった。

 1万~3万人に1人の割合で起こる「遺伝性けい性対麻痺」の患者にプロトルー
ディンの遺伝子変異がみられることがわかっており、このたんぱく質を補うことで
治療できる可能性がある。脊髄損傷やパーキンソン病などへの応用をめざす神経細
胞移植の成功率を上げるのにも役立つという。
                    (2006.11.14 朝日夕刊/科学)

がん死男性4割、たばこ原因

2006-11-16 08:08:29 | 医学
  厚労省推計 女性は5%
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 がんで死亡した男性の約4割、女性の5%が、たばこが原因と考えられるとする
推計を厚生労働省研究班(主任研究員=祖父江友孝・国立がんセンターがん情報・
統計部長)がまとめた。年間約8万人がたばこでかん死したことになる。

 研究班は、国内で83年から03年に実施された三つの10万人規模の調査データにつ
いて詳しく調べた。対象は調査開始時40~79歳の男性13万9974人、女性15万
6796人の計29万6770人。

 調査開始時の喫煙経験率(たばこを吸っている人と過去に吸っていたがやめた人
の割合)は、男性79.5%、女性10.5%。平均9.6年追跡した結果、がんで死亡し
たのは男性6503人(うち喫煙経験者5668人)、女性3474人(同499
人)。年齢を調整して解析した結果、喫煙経験がある人は、ない人に比べ、男性で
1.79倍、女性で1.57倍、死亡率が高かった。

 食事や運動など喫煙以外のリスクが同じと仮定すると、がんで死亡した男性の
38.6%、女性の5.2%がたばこが原因とんった。人口動態統計にあてはめると、
年間男性約7万4千人、女性約7千人がたばこが原因でかん死した計算になる。
 男性では、吸ったことがない人に比べ、調査開始時に喫煙した人の死亡率は
1.97倍、過去に吸っていたがやめた人は1.5倍で、喫煙の効果もうかがえた。
                  (2006.11.14 朝日夕刊/一面)