シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

食道がん 危険10倍/たばこも酒も週間の人 東北大調査

2006-11-20 15:25:59 | 医学
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 喫煙するのに加えてほぼ毎日飲酒する男性は、どちらの週間もない人たちと比べ
て食道がんになるリスクが9~11倍あることが、宮城県の約2万7千人を対象にし
た東北大の石川敦庸医師(公衆衛生学)らの調査でわかった。たばこの関与が特に
大きく、患者の約7割は喫煙しなければ、がんにかかるのを避けられた計算になる。

 84年に約9千人、90年に約1万8千人のいずれも40歳以上の男性に食生活などを
尋ね、それぞれ9年間と7.6年間追跡したところ、78人が食道がんになっていた。

 喫煙や飲酒、緑茶を飲む習慣が食道がんのリスクとどうかわるのかを調べた。
たばこを吸う人のリスクは吸わない人と比べて5倍、ほぼ毎日飲酒する人のリスク
はほとんど飲まない人と比べて2.7倍あった。
             (2006.11.19 朝日朝刊/一面『その2に続く』)

高齢者の運転免許 自主返納策が好評『その2』

2006-11-20 11:55:18 | 生活関連ニュース
  バス代・住基カード費支給/富山市、10倍のペースに
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 同様の制度は全国に広がっており、高知県土佐清水市では、運転免許を返納した
65歳以上の人に、交通安全協会が運転経歴証明書の発行手数料などを負担したり、
協力商店が割引や商品券を提供したりする。埼玉県羽生市では、タクシー会社2社
が運転免許を返納した人の料金を1割引にしている。

 富山市内の65歳以上の免許保有者は3万6288人で全体の13.35%を占めてい
る。10月11日までに返納した人の平均年齢は74.4歳。最高は91歳の男性だった。
「車庫入れなどでしょっちゅう車をこするので家族に心配されていた」「免許証を
証明書として使っていたので手放せなかったが、住民基本台帳カードがもらえるな
ら安心だ」と話した人もいたという。

 警視庁のまとめでは、高齢者が原付バイクや車を運転していて死亡事故を起こし
た件数は今年1月から6月までに478件。各年齢層で減少傾向の中、10年前の約
1.3倍に増えている。
                 (2006.11.18 朝日夕刊/1面『完』)

シンポジウム「ユビキタス社会__通信の改革と未来」『その4』

2006-11-20 08:33:03 | IT関連ニュース
つなぐ技術どう生かす/目指す未来
 生活、便利に楽しく(村上 仁己):KDDI理事。
 ネットのない人も恩恵(ユルヨ・ソタマー):ヘルシンキ芸術デザイン大学学長
 より簡潔なものを/(ユホ・リプサネン):テリア・ソネラ社長
 情報の解読力不可欠/(徳田 英幸):慶応大学環境情報学部教授
 司会/(田中郁也):朝日新聞社経済部記者
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 __簡潔、人間中心、技術は手段などのキーワードが出てきました。
『リプサネン』 ユビキタス社会が自由を広める視点でいうと、ビジネスの場合、
オフィスからの開放がある。私は1年前からオフィスに自分の部屋を持っていない。
パソコン、携帯電話があればオフィスにいかなくても仕事ができる。非常に生産性
が高い仕事ができれば自由時間が増え、生活の質の向上につながる。

『村上』 携帯電話で本を読む、漫画を見る、といった使い方が、若い女性を中心
に急速に広まっている。どこでも読めるということと、一度契約すると、いつでも
読めると点で、場所と時間の制約から自由になった。
 __今年のノーベル平和賞を受賞したバングラデッシュのグラミンバンクは、貧
しい人に携帯電話を貸し出す会社をもっている。携帯電話で農作物の価格を調べた
り、取引しやすくしたりして、生活を向上させる道具にしている。さきほどのモビ
レットと、通じるものがある。

『ソタマー』考え方が非常に似ている。開発途上国の人を助けるための技術では、
従来型の技術の発展過程をたどらず、最新型の技術へと一足飛びにすることができ
る。
 日本やフィンランドは高齢化がもっとも進んだ国だ。普通高齢化は、社会的にも、
経済的にも、大きな問題と思われているが、実は大きなチャンスになる。高度な技
術を応用することで、高齢者がひとりのときも安全で安心した生活ができるように
もできる。
 __ユビキタス社会はどこから広がるのか。
『徳田』 出発点のひとつになるのが携帯電話だと思う。人と人をつなぐ技術から、
人とモノをつなぐサービスも始まっている。夏の暑い日に、帰宅前に自宅のエアコ
ンに携帯電話からアクセスし、冷房のスイッチを入れるといったことがすでにでき
る。携帯のつながる先が人でなく、モノであるサービスはこれからも広がっていく。
            (2006.11.16 朝日朝刊/経済『その5に続く』)