酒酔い疑似体験を提供/ポスター配布して啓発
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「飲酒運転をなくそう」という世論の盛り上がりを前に、消費者への啓発にも力
を入れる企業が酒造や自動車業界を中心に増えている。社員にも、単にルールを厳
しくするだけでなく、飲酒運転防止の教育や仕組みづくりを実践する企業がある。
朝日新聞の主要100社アンケートから取り組みを紹介する。
トヨタ自動車は10月から、静岡県の富士スピードウェイ内にある同社の交通安全
センター「モビリタ」の講習プログラムに、「飲酒運転疑似体験」を追加した。
同センターは05年4月にオープン。これまでは個人や団体など9千人近くに対し
高速走行での緊急ブレーキや雪道想定の事故などの体験プログラムを提供してきた。
今回は新たに、酒酔い運転を再現する「飲酒ゴーグル」を採用した。
一見するとスキーのゴーグルに似ているが、着用するだけで視点が定まらなくな
る。遠近感や方向感覚も弱まる効果があり、まさに深酔い状態。その状態でハンド
ルを握り、練習コースを40~50㌔の速度で走行することで、飲酒運転の怖さを体験
できるという。
(2006.11.05 朝日朝刊/第2社会『その2に続く』)
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「飲酒運転をなくそう」という世論の盛り上がりを前に、消費者への啓発にも力
を入れる企業が酒造や自動車業界を中心に増えている。社員にも、単にルールを厳
しくするだけでなく、飲酒運転防止の教育や仕組みづくりを実践する企業がある。
朝日新聞の主要100社アンケートから取り組みを紹介する。
トヨタ自動車は10月から、静岡県の富士スピードウェイ内にある同社の交通安全
センター「モビリタ」の講習プログラムに、「飲酒運転疑似体験」を追加した。
同センターは05年4月にオープン。これまでは個人や団体など9千人近くに対し
高速走行での緊急ブレーキや雪道想定の事故などの体験プログラムを提供してきた。
今回は新たに、酒酔い運転を再現する「飲酒ゴーグル」を採用した。
一見するとスキーのゴーグルに似ているが、着用するだけで視点が定まらなくな
る。遠近感や方向感覚も弱まる効果があり、まさに深酔い状態。その状態でハンド
ルを握り、練習コースを40~50㌔の速度で走行することで、飲酒運転の怖さを体験
できるという。
(2006.11.05 朝日朝刊/第2社会『その2に続く』)