中高年の男性半数が「危険」/女性でも2割」
---------------------------------------------------------------
調査によると、20歳代と30歳代では予備軍を含めてもメタボリック症候群の該
当者は男性で20%前後と低い。女性はゼロに近い。これはダイエットの影響とみ
られる。だが、40歳を境に急増。40~74歳の男性では、有病者と予備軍の合計は
50%を超えた。女性の合計も20%近くに達した。
背景として厚労省は運動習慣の減少や食生活の影響を挙げる。同じ調査で、生
活習慣病の予防に効果があるとされるウオーキングなどの手軽な運動(1回30分
以上)を週2日以上、1年以上続けている習慣のある人は、30代が最も低く、男
性13.8%、女性13.5%。60代男女よりそれぞれ20~30ポイントも低かった。同省は
内臓への脂肪の蓄積は長い年月をかけて進んでおり、30代の運動不足が40代で
急増する引き金の一因とみている。
同省は「油の多い食べ物を控えて野菜を多く取ったり、たばこを吸っている人
は禁煙をしたりするなど、生活習慣を少し変えるだけでも効果は大きい」として
いる。 (2006.05.09 朝日朝刊/トップ(完)
---------------------------------------------------------------
調査によると、20歳代と30歳代では予備軍を含めてもメタボリック症候群の該
当者は男性で20%前後と低い。女性はゼロに近い。これはダイエットの影響とみ
られる。だが、40歳を境に急増。40~74歳の男性では、有病者と予備軍の合計は
50%を超えた。女性の合計も20%近くに達した。
背景として厚労省は運動習慣の減少や食生活の影響を挙げる。同じ調査で、生
活習慣病の予防に効果があるとされるウオーキングなどの手軽な運動(1回30分
以上)を週2日以上、1年以上続けている習慣のある人は、30代が最も低く、男
性13.8%、女性13.5%。60代男女よりそれぞれ20~30ポイントも低かった。同省は
内臓への脂肪の蓄積は長い年月をかけて進んでおり、30代の運動不足が40代で
急増する引き金の一因とみている。
同省は「油の多い食べ物を控えて野菜を多く取ったり、たばこを吸っている人
は禁煙をしたりするなど、生活習慣を少し変えるだけでも効果は大きい」として
いる。 (2006.05.09 朝日朝刊/トップ(完)