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生活習慣病招く メタボリック症候群/40~74歳厚労省調査(その2)

2006-05-10 15:08:50 | 生活習慣病
  中高年の男性半数が「危険」/女性でも2割」
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 調査によると、20歳代と30歳代では予備軍を含めてもメタボリック症候群の該
当者は男性で20%前後と低い。女性はゼロに近い。これはダイエットの影響とみ
られる。だが、40歳を境に急増。40~74歳の男性では、有病者と予備軍の合計は
50%を超えた。女性の合計も20%近くに達した。

 背景として厚労省は運動習慣の減少や食生活の影響を挙げる。同じ調査で、生
活習慣病の予防に効果があるとされるウオーキングなどの手軽な運動(1回30分
以上)を週2日以上、1年以上続けている習慣のある人は、30代が最も低く、男
性13.8%、女性13.5%。60代男女よりそれぞれ20~30ポイントも低かった。同省は
内臓への脂肪の蓄積は長い年月をかけて進んでおり、30代の運動不足が40代で
急増する引き金の一因とみている。

 同省は「油の多い食べ物を控えて野菜を多く取ったり、たばこを吸っている人
は禁煙をしたりするなど、生活習慣を少し変えるだけでも効果は大きい」として
いる。              (2006.05.09 朝日朝刊/トップ(完)

生活習慣病招く メタボリック症候群/40~74歳厚労省調査

2006-05-10 08:41:25 | 生活習慣病
  中高年の男性半数が「危険」/女性でも2割」
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 心筋梗塞や脳卒中など生活習慣病の引き金となる「メタボリックシンドローム
(内臓脂肪症候群)」の疑いが強いか、その予備軍とみられる人が40歳を過ぎる
と急増し、40~74歳の男性の約半数に上ることが8日、厚生労働省の初めての全
国調査で分かった。女性でも同じ年代で5人に1人が当てはまり、該当者は全国
で約1960万人と推計されている。同省は深刻な事態と受け止めている。

 04年11月、無作為に選んだ20歳以上の男性1549人、女性2383人を対象に実施し
た。
 メタボリック症候群の判定は、日本肥満学会などが定める診断基準を基に、内
臓脂肪の蓄積を示す目安としてウェストが男性で85㌢以上、女性で90㌢以上を必
須条件とし、さらに血中の脂質、血圧、血糖の二つ以上で基準値を超えた人を「
疑いの強い人(有病者)」、一つ超えた人を「予備軍」とした。

 内臓脂肪は皮下脂肪と異なり、腸や肝臓など内臓の周囲に貯まる。内臓脂肪が
つきすぎると、高血圧や高血糖などを引き起こし、心疾患のリスクを高めるとさ
れる。        (2006.05.09 朝日朝刊/トップ(その2に続く)