将棋の次ぎの一手、その次、次・・・瞬時に分担/東北大教授ら
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迷路を見せた直後は、多くの細胞が一斉に活性化した。目印移動の操作を始め
ると、1手目、2手目、3手目で別の細胞グループが活性化、迷路を最初に見た
時に活性化したのは、1~3手目に対応する細胞グループすへてだったことがわ
かり、同時に活性化することで3手先まで先読みしていた、と解釈できた。
それぞれの細胞グループは、さらに上下左右のどちらの方向に移動するかで細
かく分かれていることも判明。「1手目、右に移動」「2手目、上へ移動」など
の操作の順序と方向ごとに別グループになっているので、迷路を見た際にどの細
胞が活性化するかを見て、サルが実際にどう迷路を解くかを予測できたという。
虫明さんは「思考する時の脳細胞の働きが詳しくわかれば、認知症の解明や治
療法開発にも役立つはず」と話す。
(2006.05.19 朝日朝刊/総合)
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迷路を見せた直後は、多くの細胞が一斉に活性化した。目印移動の操作を始め
ると、1手目、2手目、3手目で別の細胞グループが活性化、迷路を最初に見た
時に活性化したのは、1~3手目に対応する細胞グループすへてだったことがわ
かり、同時に活性化することで3手先まで先読みしていた、と解釈できた。
それぞれの細胞グループは、さらに上下左右のどちらの方向に移動するかで細
かく分かれていることも判明。「1手目、右に移動」「2手目、上へ移動」など
の操作の順序と方向ごとに別グループになっているので、迷路を見た際にどの細
胞が活性化するかを見て、サルが実際にどう迷路を解くかを予測できたという。
虫明さんは「思考する時の脳細胞の働きが詳しくわかれば、認知症の解明や治
療法開発にも役立つはず」と話す。
(2006.05.19 朝日朝刊/総合)