宇宙機構、タダで
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宇宙航空研究開発機構は10日、国産大型ロケット「H2A」に相乗りさせる小
型衛星を募集すると発表した。メーンの衛星を載せても重量に余裕があるときに
限るが、打ち上げ費用は無料。重さ数㌔の衛星づくりが大学などに広まっており
宇宙機構は「打ち上げ機会を提供して研究を支援したい」とする。
宇宙機構によると、対象は大学や研究機関などがつくる研究や教育目的の小型
衛星で、重量50㌔まで。8月末まで募集し、早ければ08年度に温室効果ガス観測
技術衛星「GOSAT」と一緒に打ち上げる。その後も年1回は打ち上げたい考
えだ。
東京大や東京工業大はすでに重さ数㌔の小型衛星を打ち上げ、太陽電池の実証
実験など現在も運用中。しかし、打ち上げ手段はほとんどロシアなど海外のロケ
ットに頼っており、輸送の手段や言葉の問題などから「日本のロケットを使いた
い」との声が出でいた。
宇宙機構の立川敬二理事長は「10基は申し込みがありそう。研究支援のため、
確実に機会を作っていきたい」と話した。
(2006.05.11 朝日朝刊/総説
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宇宙航空研究開発機構は10日、国産大型ロケット「H2A」に相乗りさせる小
型衛星を募集すると発表した。メーンの衛星を載せても重量に余裕があるときに
限るが、打ち上げ費用は無料。重さ数㌔の衛星づくりが大学などに広まっており
宇宙機構は「打ち上げ機会を提供して研究を支援したい」とする。
宇宙機構によると、対象は大学や研究機関などがつくる研究や教育目的の小型
衛星で、重量50㌔まで。8月末まで募集し、早ければ08年度に温室効果ガス観測
技術衛星「GOSAT」と一緒に打ち上げる。その後も年1回は打ち上げたい考
えだ。
東京大や東京工業大はすでに重さ数㌔の小型衛星を打ち上げ、太陽電池の実証
実験など現在も運用中。しかし、打ち上げ手段はほとんどロシアなど海外のロケ
ットに頼っており、輸送の手段や言葉の問題などから「日本のロケットを使いた
い」との声が出でいた。
宇宙機構の立川敬二理事長は「10基は申し込みがありそう。研究支援のため、
確実に機会を作っていきたい」と話した。
(2006.05.11 朝日朝刊/総説