シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

レーザー顕微鏡 理研が新型開発

2006-05-16 15:05:14 | 医学
  いきいき細胞くっきり
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 生きた細胞の内部を、従来より超高感度でリアルタイムに観察できる新型レー
ザー顕微鏡システムを、理化学研究所などが開発した。これまでの光学顕微鏡で
見分けられなかった100ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の分解能を持つ。
これを使い細胞内のコルジ体でたんぱく質が運ばれる仕組みも解明できた。14日
付英科学誌ネイチャー(電子版)に発表する。

 開発したのは、理研の中野明彦主任研究員らのチーム。中野さんによると、光
学顕微鏡は200ナノメートルの大きさを見分けるのが限界だった。5ナノメートル
以下の分解能を持つ電子顕微鏡は、生きた細胞を観察できない弱点を抱えている。

 チームは、電荷結合素子(CCD)カメラの200の倍感度があるハイビジョ
ンカメラ、1枚の画像を得るのに1千分の1秒しかかからないレーザー顕微鏡(
光学顕微鏡のひとつ)などを合わせた新システムを開発。50ナノメートルの分解能
で分解能で、100分の1秒ごとに生きた細胞内部の変化を調べられるようにした。
 酵母を調べ、細胞内のたんぱく質が外へ分泌される際、たんぱく質の入った
ゴルジ体の袋が徐々に変化する様子を観察した。新システムは、2~3年後に
一般の研究者へ提供できる見通しだ。    (2006.05.16 朝日朝刊/総合

「ジェームズ・ボンドの後輩にならないか」(その2)

2006-05-16 09:51:17 | 生活関連ニュース
  スパイ勧誘大作戦
  「MI6」初の求人広告/英体外情報部
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 約2千人の職員が働くMI6の中で、何人が「作戦要員」として採用され、世
界で情報活動に従事しているかを知るのは難しい。ただ関係者によると、冷戦期
には有力大学の協力者を通じて「愛国心と忍耐力が強く、海外事情への関心が深
い学生」をリサーチ。担当者がひそかに彼らに接触して組織への加入を勧めてい
たといわれる。

 変化が起き、MI6のあり方が問われるようになったのはここ数年。イラク戦
争ではイラクの大量破壊兵器開発疑惑に関する情報が誤っていたことがわかり、
英ブレア政権が厳しい批判にさらされた。昨年7月のロンドンの同時テロも未然
に防げなかった。

 国際テロに対する不安の高まりを背にさまざまな経歴や技能、人脈を持つ多様
な人材を手間をかけずに採用して要員の増強を図る。異例の求人広告は、英情報
当局の危機感の産物でもある。    (2006.05.14 朝日朝刊/総合(完))