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きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

2014年02月01日 | 韓国
20140129-1.jpg


ニノの「プラチナデータ」とほぼ同時に制作のニュースを知って、
両方ともDNAやゲノム情報の話で共通してて偶然だなぁって
楽しみに待ってたんですよね。
プラデは昨年に公開されたので、どうなってるのかずっと気になってたんです。
当初は「無名人」というタイトルでした。

ツイ情報で感想をチェックすると概ね好評のようで、
ともかく西島さんがかっこよかった!!!という意見が多かったので、
主役がグイグイひっぱっていく作品なのかなと想像してました。

これは、極めて個人的な感想なんですけど、
随所にキム・ソンス監督の前作の「野獣」のかほりが(笑)
カーアクションは野獣の冒頭のシーンを彷彿とさせるもので
あのまま西島さんがサンウでも驚かないかもです。
(つか、西島さん黒くなくてよかった、笑)

人の遺伝子を上書きするという近未来的なテーマなんだけど
映像が昭和的と言うか泥臭い感じもそうだし、
アクションは手を抜かないね。
主演俳優もまたそれに見事にこたえちゃうっていうか、
西島さんの体をはったアクションはともかく素晴らしかったです。

二重の記憶に混乱しながら理由もわからずに追っ手から逃げる前半は
スピード感があって迫力ありました。

最初に奥さんが目の前で亡くなっているのに奥さんから電話がかかってきて、
その声が明らかに真木よう子の声で
私もそこで混乱しましたから(笑)

でも途中でねぇ、
スピードダウンするんですよね。
展開がまどろっこしいっていか
若干複雑で集中できない。

似てるんですよね「野獣」と
全体的には面白いんだけど、
必ず途中で一瞬眠くなる(何回観ても、笑)

二重の記憶の衝撃の真実が明らかになるところがクライマックスなんだけど、
ま、そこがスリリングだったのなら
それはもう超大作といって良いと思います。
誰が悪者か最初からプンプン臭うもんなぁ。

「無名人」ってタイトルが面白いよね。
DNAの上書きなんて話になってくると
自分はいったい誰だって話だもん。
ラストはそれを暗示するような終わり方で
ちょっと面白かった。

良くも悪くもキムソンス監督らしい作風
「美しき野獣」から8年ですよ
心血を注いだ作品であることはしっかりと伝わってきた
映画ってそうやって一本一本大切に作っていくもんだと胸を熱くして観終ったのでした



ゲノムハザード ある天才科学者の5日間  2014年
監督:キム・ソンス
出演:西島秀俊、キム・ヒョジン、真木よう子、中村ゆり、伊武雅刀

ある日、石神(西島秀俊)は自宅で殺害された妻を見つけてわれを失うが、いきなり鳴り出した電話の音で現実に引き戻される。電話に出ると通話の相手は死んだはずの妻で、彼は混乱したまま警察を装った男たちに追われることに。そんな彼に正体不明の女性記者(キム・ヒョジン)や、彼の妻をかたる謎の女性(真木よう子)が近づいてきた。


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4 コメント

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Unknown (トベニ)
2014-02-02 20:07:19
オンニー☆
「たっぷり、『映画』を堪能したなぁ」っていう
感想でした。

これも、前情報一切無しの状態で
見たので、「記憶を上書きされた」っていう
ポスターの文句も、見ていなかったせいで、
新しくできたジェットコースターに初めて乗る
時みたいに、予想が出来無いワクワクをもって
観られました☆

西島さん、ホントに熱演でしたね
沢山の作品に出ていらっしゃるというのに、
「八重の桜」で、あんつぁま(お兄さん)役、
会津藩士として京の牢に繋がれた時の
鬼気迫る演技で「むむっ」と思い、
初めて知りました。
「メモリーズ・コーナー」(本編みてないけど)
の予告の、フランス語があまりにも上手で
「フランスで育った方?」と思い。

今回も、韓国語上手だった~~
協力者役のキム・ヒョジンさんは
私はこの作品で初めて見た女優さんでしたが
彼女もよかったです。
そして、パク・トンハさんが出ているじゃありませんか!
コレ嬉しかったです。
映画で彼を見るのは初めてです。
日本でもミュージカルに沢山出ている、と聞いて
いました。 私が韓国語を始めた頃
テレビの『ハングル講座』に出ていた方なので、すごく懐かしかった~

最初のシーンで、左手で描いてる彼が
スッと右手に持ち替えて描いた時
「・・・あれ?」という気がしました
そうか、一年、というスパンが、この作品の重要な
ワードだったんですよね。

これ原作も、読みたいと思います。
日本語の『ゲノムハザード』よりも
「無名人」がしっくりきます。

「プラチナデータ」のときも
現実にこうなったらコワイ~~って思ったけど
これもそうでしたねぇ。

最後のクレジットに、韓日のスタッフの名が
並んで出てきたことに、なんだかとても
感動したのです。
私はこの2つの文化が、力を出し合って
少しずつの違いを分かりあって何かすることに
とても感動を覚えるんですよね

「野獣」をみていなかったので、
キム・ソンス監督は、お初でした。

難解なストーリーに挑戦しつつ
映画を見る楽しさのひとつ、
現実の世界と違う世界に入り込む楽しさを
味わえました。
おもしろかった!
返信する
Unknown (るぴ)
2014-02-06 15:38:04
トベニさん☆

事前情報ゼロで観たんですね。
記憶の上書きの話であることも知らずに観たのなら、
これは相当頭使って観たんじゃないですか?
堪能しましたねぇ~(笑)

そう、右利きだったり左利きだったり
あれ?って思いましたよね。

西島さんは感情的になった時に思わず出てくる韓国語がお上手でした。
アクションもスタントを使わずになるべくご自分でやられて
作品にかける意欲がもの伝わってきましたよね。

作品の良し悪しとはまた違う次元で、
そういう「熱」をたっぷり浴びたような気がして
エンドロールが終わって席を立つ時に満足感があったんです。
トベニさんの「映画を堪能した」という感想を聞いたときに
同じ感覚なんだろうなぁって思いました。

キム・ヒョジンさんは「メリーは外泊中」で拝見したことあります。
監督の前作の「美しき野獣」にサンウと共演してたユ・ジテさんとご夫婦なんです。
ジテさんは日本に留学してたことがあって、去年公開した佐藤浩市さんや香取慎吾君が出演の「人類資金」にも出演してます。
もうすぐおめでたですよね。お二人とも好きな俳優さんです。

パク・トンハさんってテレビの「ハングル講座」に出ていたんですね。

韓国で映画スタッフとして働いている、藤本さんという方のブログを時々拝見するんですけど
 →  http://blogs.yahoo.co.jp/shingenolza79/67037158.html

藤本さんはこの作品に関わって
「白磁の人」の撮影にも関わっていらっしゃって(「野獣」も)
まさに日韓の架け橋の様に働いていらっしゃる方なんです。
パク・トンハさんもそうですけど、応援したいですね。

キム・ソンス監督もそうなの。
本当に心の優しい監督さんなんです。
何年か越しにやっと2作目が完成したけど、
3作目はもうちょっと早くに撮れますように、、、。
返信する
Unknown (kocco9)
2014-02-23 21:14:58
こちらでお久しぶりです~☆
観てきました~( ̄ー ̄)ニヤッ

私もプラデがチラチラしてたんです
同時期撮影でしたか!?ふぁ~

久々にラストまで難解な作品でした
というか、序盤の目まぐるしい展開に付いていくのに必死で
後半になって(→中だるみのあたり?(笑))
少しだけ頭の中が整理出来そうになった
(と、思った)ら、終わっちゃった感じです
石神とは違う意味で追い込まれそうな感覚でした^^;

西島さんってイイですね
欲を言えば、あのキャラだったら
もう少しハングルのセリフも欲しい所でしたが・・・
ウィルスのせいで記憶が混乱してて
『リミット』が来るまでは『石神』で居続けようとする?訳だから
あれでいいのかな?(難しい・・・^^;)

美しき野獣の監督さんだったんですね
以前、サンウさんとジテさん共演という事で
地味~に気になっていた作品でした
今度レンタルしてみようかなと思います

観終わった後
ロケーションもキャストも日本率高いはずなのに
このカメラワークちょっと好きかも、と思ってすぐ
韓国の監督さんだよ!と自分に突っ込みました(笑)

これも日韓合作ですよね
合作→キライじゃないです
これからもどこかで企画して欲しいなぁと
地味に期待 ぐふふ
返信する
Unknown (るぴ)
2014-03-01 16:05:44
kocco9ちゃん☆

お疲れ様です~(^o^)丿
お仕事忙しい中、やっと観られましたな☆
癒しが欲しい体調の時には、若干ハードだったかもな(笑)
気合入れて前のめりで観ちゃう映画でしたよね。

日本の俳優さんばかりで、キム・ヒョジンさんもパク・トンハさんも日本語なのにね、
韓国映画テイストなんですよね。
やっぱり監督さんの力って大きいのね。
日韓で協力して映画を作る機会がもっと増えると嬉しいね~♪
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