
菖蒲にあるショッピングモールのモラージュは、コロナウイルスのニュースが飛び交っているにも関わらず、結構な人で溢れていました。マスクをしている人もそれほど多くなく、日常の光景のようでしたね。そもそも、マスクをしていても、あごの所にはずしていたり、大人がしていても、抱き抱えている子供にさせてなかったりと、ちぐはぐな感じも、まだまだ危機感には乏しい感じです。
さて、映画鑑賞には刷り込まれたように毎回これを買います。


これで750円とは、お店側にとっては利益率がとても良い商品なんでしょうね。映画館とディズニーランドにポップコーン屋を出店できたら、豪邸が建てられるかもしれません(笑っ)
そして、上映時間がきて、いよいよ映画鑑賞です。

1960年代にあった実話をもとに描かれたストーリーです。
ル・マンの常勝のフェラーリを破るために、フォードがレースカーの開発に乗り出すのですが、そこに抜擢されたのが、マッド・デイモン演じるシェルビーと、クリスチャン・ベイル演じるケン・マイルズ。ともに、レースの一線から退いていた身だったのに、再び日の当たる場所に出てきて栄光をつかみとる(エンディングは一波乱ありますが、、、)そんな、中年親父のアメリカンドリーム的な映画です。
タイトルのフォードvsフェラーリの構図よりは、大企業フォードの中での権力争いのような描かれ方で物語は進んで行きます。ここは、もう少しフェラーリ側の事情を細かく描いて欲しかったものです。

この映画を観ていて、主人公のシェルビーの名前に聞き覚えがあったのですが、そう、フォードのスポーツカー、マスタングの最上級モデルがシェルビーなのです。この主人公が後にマスタングのレース仕様として製作して、フォードから発売されていたのです。更に、フォードのレースドライバーとして、マクラーレンが出ていましたが、後のF1チームになっているマクラーレンの創始者、と言うところなんかは、車好きの自分にはたまらないポイントです。そして、迫力のレースシーン、これは車好きでなくても十分楽しめるポイントです。
しかし、クリスチャン・ベイルの演技が渋くてカッコいい。不器用だが、レーサーとしての一芸に秀でている人物をものの見事に演じている、さすがにオスカー俳優。そして、その不器用な男を支える家族愛。現場の最前線で働く中年の男たちが、大企業のお偉いさんたちの思惑に屈せず、やりとげる姿には、オヤジ世代に勇気を与えてくれるのです。
あぁ、なんだか、奥さん役のカトリーナ・バルフに一目惚れしてしまった(笑っ)

きっと、この映画は中年のオヤジ向けの映画で、女性にはうけないんじゃないかな?と思いました。また、エコだの燃費だのと言ってるこのご時世の若者には、ピンと来ないんじゃないかな~と、一人ポップコーンをほおばりながら、鑑賞してました。
評価 ★★★★☆
自分の車はオートマですが、帰り道は、マニュアルモードにして、少しアクセルを強く踏んで帰りました💦