
毎年訪れています大島堤へ本日のお昼前に訪れると、この所最高気温が25℃を超える
暖かい日が続いていましたので、見頃から2日経過した本日には既に花が散っていて
道路の上にはピンク色をした桜の花びらが多く落ちていて、道路が薄っすらと
ピンク色に染まっていて、綺麗な桜の花が殆んど残っていなかったので
桜を写すのを諦めて、車に乗り近くに在ります梨畑の様子を見に行くと・・・

挨拶をして梨の花を写す事の了解をして頂き、花や蕾を摘み取り集めておられて
爺やは不思議に思い摘み取る理由を聞くと、以前は受粉をさせる為にミツバチを
有料で借りていたものの、ハウス栽培で無い為に蜂が何処かへ飛んで逃げてしまったり
水を飲んで死んでしまったりして採算が合わなくなり、また受粉の為の中国産の花粉も
値段が最近は高く成った為と、例外を除き梨は自分と同じ品種の花粉では上手く受粉が出来ず
また5つの柱頭全てが受粉しないと、梨の形がいびつに成ってしまうので
人の手で受粉の手助けをする必要が有る為に、梨の花が咲く頃に蕾を摘んで
自分の家で花粉を採取してから、その花粉を使い2週間程度かけて花1つずつに
綿棒を使って3回程度受粉させるので、花や蕾を摘み取っているのだと話され
また梨農家でも最近高齢化が進み、手間仕事で採算が合わず跡を継ぐ人が居なくなり
以前に比べてこの地区での梨農家の軒数が半減し、自分の家も跡を継ぐ人がいないので
明治時代から三代続いた梨農家も、自分達の代で終わりに成ってしまうと
寂しそうに話され、梨の生産は手間が多くかかり大変な仕事だと思いました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます