花咲爺やの気まぐれ通信

日々の出来事等を き・ま・ぐ・れ・に発信

青空に映える深紅色の花

2012年04月08日 | 季節の花
「ハナノキ」の深紅色の花 1


先日近くの公園を訪れ、公園内を散策した後帰ろうと思い公園の入り口近く迄来た時
高い木の枝先に深紅色の小さな花が、青空の下で沢山咲いているのに気が付き
何の花なのかと思い、木に取り付けてある銘板を見たら「ハナノキ」と書いてあった

「ハナノキ」の深紅色の花 2


調べてみると、「ハナノキ」はカエデ科の落葉高木で「花カエデ」とも呼ばれ
通常の「カエデ」とは異なり「サクラ」と同様に、新葉が出る前に赤い花を枝の先に付け
その花自体は小さいけれども、木全体が赤く燃え上がる程に沢山咲く事から
「ハナノキ」の名前が付けられたという説も有ると云われている

「ハナノキ」の深紅色の花 3


「ハナノキ」の仲間は、数千年前には出現していたと云われ
その化石が世界各地で出土していて、新第3紀には
北半球に広く分布していたと推測されているが
ほとんどの地域で絶滅し、現在では日本産の「ハナノキ」と北アメリカ東海岸産の
「アメリカハナノキ」の2種類が生き残っているだけと書いてあった


「ハナノキ」の深紅色の花 4


日本産の「ハナノキ」は、本州中部に位置する長野、愛知、岐阜の3県にまたがる
低山地の沢沿いの湿地や窪地で、絶えず水が湧き出る様な
ごく限られた特殊な環境でしか生育しない樹木なので
環境省の「レッドデータブック」には、絶滅の危険が増大している種として
「絶滅危惧種2類(VU)」として登録されている希少種であるとも書いてあり
この非常に珍しい花を、今回爺やは幸運にも偶然目にする事が出来た



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