母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

深まる秋へ

2021年10月21日 | 

季節は廻りあさがおの
葉っぱがちぎれる秋の暮れ
風は
足音を連れてきます

ねこの足音はただ静かで
そばだてた耳にだけ聞こえてくる
ぱたぱた ぽん

ねこがしなりと通り過ぎるところ
小さな風が立ち騒ぎ
ぱたぱた ぽん
撫でるように空気が動く
聴きたい耳に聞こえてくる
ちいさな
ねこの足音

やってくる秋小さな秋
小さな音小さな思い出が
心の小道にきこえます
振り返る
ねこの瞳が光ります
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2 コメント

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ねこたち (はな)
2021-11-13 09:41:46
いまはもう皆いなくなくなりましたが、ただ姿消しただけ。 なにしろ猫は、幼いころからの仲間、だから風の音にも、猫の気配を感じてしまいます。 

ボニーさんのお話が普通に出来るのはうれしいです。 ボニージャックスを、知らない世代が増えている昨今ー。 
てんちゃん様、こめんと有難うございました。
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猫の足音 (てんちゃん)
2021-11-13 02:14:34
猫を飼ったことがないので、忍び足のイメージから猫の足音は聞えないものと思っていました。実際にネズミたちには聞こえない音のはず。

心の通じ合う存在を感じようと聴きたい耳にだけ、聞こえるのでしょうか。
もしくは猫が、通じ合う人に存在を知ってほしいと、わざと足音を立てているのでしょうか。

私の方へのコメントありがとうございます。
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