秋が深まってきました。
「夏に茂っていた草が折り重なって枯れると
その風景の中に赤いカラスウリを見つけて、
はっと胸をつかれたような思いをしたことがある」
・・・と 安野光雅さんが「洛中洛外」の中で仰っている。
自然の不思議だと思うのは、その花だ。・・・と。
・・・どこからともなくつるが伸びて、
他の木にからまっている白い花。
その花は糸のような長いひげをたくさんつけて、
まるで貴婦人のもつレースの飾りのようである。・・・と。
京都御苑にもカラスウリの花が咲き、
実もなる。
たくさんの鳥がいるのでついばみにやってくるらしい。
冬まで残っていることも多いそうだ。
それほど美味しいわけではないらしい。・・・と。
⁂撮影日・撮影場所 令和元年11月7日(雑木林沿いの小径にて)