旧友と小さな旅

先日、学生時代の旧友が神奈川からやってきた。米沢の歴史に触れてみたいというので、先ずは上杉神社へ。上杉博物館も見学。次は上杉家の菩提寺林泉寺。最後は上杉御廟。上杉鷹山の改革の歴史、直江兼継の生きざまに触れることができた。

米沢を後にして喜多方に向かう。途中熱塩加納の日中ダムを見学。喜多方では蔵の街の散策と喜多方ラーメンというべたなコース。秋の陽はつるべ落とし。土湯峠を越える頃はとっぷりと日が暮れていた。

「なせば成る　なさねば成らぬ　何事も
　　　　成らぬは　人の　なさぬなりけり」　　　

上杉鷹山の言葉だが、口先だけで福島復興をいう政治家、官僚の皆様には特にお届けしたい（笑）。

プルトニウムとストロンチウム

福島県内の6地点で「原発事故由来のプルトニウム」が検出されたという。プルトニウムは、体内に入ると、強い発がん性を帯びるそうだ。しかも、半減期が極めて長い。「原発事故由来のストロンチウム」県内36市町村の45地点で検出されたとのこと。水の20倍もの重い元素だから遠くには飛ばないといわれていたが、再び神話はあっけなく崩壊した。国、東電は、プルトニウムやストロンチウムについて正確な情報を速やかに公開するとともに、速やかな除染をする義務があるだろう。

写真は夕暮れの浄土平。一切経の噴煙がよく見える。