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ノーベル賞科学者、学術会議の人事介入に警鐘を鳴らす

2020年10月10日 | 「日本学術会議」人事介入問題

news23、2018年ノーベル医学生理学賞された本庶佑(ほんじょたすく)先生の言葉は、とてもわかりやすくて良かった。
学者がわかりやすい言葉を述べて、本来国民に言葉を伝えるはずの政治家(自民党政治屋)の言葉が、わかりにくくなっているのは、本意を伝える意志がないからでしょう。ごまかすことばかりにエネルギーを費やしている時点で、終わっていると思いますが。

以下但馬問屋さんのツイートより。本庶佑氏の言葉をまとめてくださっていたので。




理由がなく何らかの選択を政府が行うことは、極めて有害な側面がある。極めて危険なことになると。

Q.ノーベル賞を受賞するような方々にも影響してくるのではという声もあるが

可能性としては十分あります。
理由を明確にできないということは、理由自身が都合が悪いんじゃないかと。
もし理由を開示せずにこういうことが行われれば、極めて危険なことです。

Q.今回の問題に関して一番の問題点は?

学者の選別を好き嫌いでやるのであれば、学問の自由を侵すということになり得ます。
学者にこの人がいい、あの人がいいという選別基準は政府にないと思うんですよ。
学者はいろいろな考えの人がいます。これは多様なほどいい。
まさに総合的俯瞰的という意味は、多様な人がいっぱいいると言うこと。


自由に研究者が考え発信する。
これが国民の最も幸福につながると思う。
一定の考え方で何らかの圧力がかかる。
これは結局国民が大変な損をする。

(政府与党学術会議のあり方を見直す動きにたいして)

政府は学術会議はいらないと、これは廃止するなら
それで決定ですからそういう選択肢もあります。

ただ政府という実際の政治をやるところに
科学者の意見、あるいは科学的な観点を
どうやって取り込むべきかこれが明確になかったら
科学的根拠に裏付けられていない政策の決定は
非常に大きな問題
です。



学者は、任命を拒否されても、それぞれの大学なりで自由に好きな学問をすることができるのだから「学問の自由」は侵されないはずだと、寝ぼけたことを言われる方もいらっしゃいますが、それは違う。

権力側がたとえ軽い気持ちでも、こういうことを言う人はだめ、と断定することで、十分圧力になりますよね。
げんに、気に入らない官僚は左遷され、お気に召した官僚は出世すると言うことを目の当たりに見てきた官僚たちは忖度が止まらなくなる。
そんなことがまかり通っていたから、公文書の廃棄や改ざんが行われ、司法でも黒川検事長という官邸べったりの人物が重用され自民党議員の収賄疑惑など数々の疑惑を不起訴にしてしまった。

学者が言うべきことを飲み込んで、権力者のお気に召すままの学術組織に変わるなら、どんなひどい選択でも科学や学問のお墨付きを与えてしまう。
主権が国民にある民主主義国家においてそんなことが許されるはずがない。

日本のトップクラスの頭脳が集まっている学術会議、一を聞いて十を知るような先生方ならば、これに強く抗議するのは当然のことでしょう。

こちらも。文科省トップだった前川喜平さんが受けた官邸圧力「政権を批判する人は外せ」
  ↓



前川さんですら、官僚であったときは、上からの指示に従わざるを得なかった。
政治家としての倫理がない人たちが権力を持つと、このようなことになる。


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