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落書き画家バンクシー氏からのメッセージ

2017年02月18日 | 心に残る言葉
17日の東京新聞筆洗を読むまで、「落書き画家」バンクシー氏のことは、まったく知らなかったのですが。

イギリスの覆面画家、バンクシーの絵は、ただの落書きじゃなくて、風刺のきいたメッセージ性が、高く評価されているそうで、落書きの描かれた壁を壊して競売にかければ数千万で落札されるほどの人気なのですって。




戦火で破壊されたガザの壁に描かれた子猫
http://gigazine.net/news/20150227-banksy-gaza-strip/


丸くなった鉄くずを毛糸玉に見立てて今にもじゃれそうな・・・この絵はここにあるからこそ、強いメッセージがあると思います。

ネット検索すると、いろいろな絵が出てきました。


   


上の絵は、下の筆洗氏が紹介した 「パレスチナの人々の絶望感が染み込んだような壁」に描かれた「風船につかまって飛ぶ少女の姿」


 朝起きたら、わが家の外壁にペンキで絵が落書きされていた…という災難は、ご免こうむりたいが、それが英国の「落書き画家」バンクシー氏の仕業であれば、話は別である▼街角の壁に風刺の効いた絵を人知れず描き上げるこの人の落書きは、大変な人気がある。壁ごと切り取られた作品が競売にかけられれば、数千万円で落札されるほどなのだ▼正体は決して明かさず、世界各地に出没するこの人が、繰り返し創作の舞台に選んでいるのが、中東パレスチナだ。そこには、イスラエルが建設した巨大な分離壁がある。砲弾で穴だらけになった家の壁もある▼パレスチナの人々の絶望感が染み込んだような壁に、バンクシー氏はそこから逃れるためのはしごを描き、風船につかまって飛ぶ少女の姿を描いた。落書きで壁を壊そうとしたのだ▼だが今、その壁はますます高くなりつつあるようだ。パレスチナ国家を樹立し、イスラエルと平和的に共存させる「二国家共存」は中東和平への大切な道なのに、トランプ米大統領は「どちらでもいい」と言い放った。パレスチナに新たな絶望の壁をつくるような米政府の変身である▼バンクシー氏はかつて、パレスチナの壁に、こんな言葉を書き付けた。「強者と弱者の紛争から手を引けば、私たちは強者の側に立つことになる。中立になるわけではないのだ」。値千金の警句ではないか。



壁を壊そうとする人、新たな壁を作ろうとする人。

ニュースでは、トランプ氏が、「エルサレムが一国主義でも二国共存でもどっちでもいい」と言った、その隣、ご危険 ごきげんな笑い顔のイスラエル・ネタニヤフ首相がいた。
「アメリカはイスラムの敵ではない」と語ったオバマ前大統領時代は、中東の和平と安定を最優先したから、イスラエルにとっては面白くなかったのだろう。
トランプ氏の愛娘イヴァンカさんの夫ジャレッド・クシュナー氏は、ユダヤ教徒、結婚の際は、イヴァンカさんもユダヤ教に改宗したという。イスラエルはトランプ政権に、強い絆を感じていることだろう。


「強者と弱者の紛争から手を引けば、
 私たちは強者の側に立つことになる。
 中立になるわけではないのだ」



本当にそうだなと思う。そう思う人が増えてほしい。


★バンクシーHP http://banksy.co.uk

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2 コメント

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今日のニュースで (ひろみ)
2017-03-05 19:07:51
バンクシー氏が取り上げられていたみたいですね。

たまたま、知っている人がシェアしていて、目に入りました。
で、金木犀さんが先日記事を書いていたなーと思ったので、シェアします。

「「壁」を一望 “世界一眺めの悪い”ホテル パレスチナに開業」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170305/k10010899121000.html

単なるアーティストの域を超えていますよね!
やることが大胆です。
正体が気になるところ。。。
返信する
ひろみさん (金木犀)
2017-03-06 15:48:15
こちらもシェアしていただき、ありがとうございます。
バンクシーは芸術テロリスト?とか言われていたですよ。
人を傷つけないで抱き込むような感じなので、テロの名がふさわしいかよくわかりませんが、
単なるアートの主張で終わらせず、さらに一歩踏み込んでいるところ、すごいなと思います。
返信する

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