PC遠隔操作事件の結末

片山被告「自分がやった」＝一連のＰＣ遠隔操作―保釈取り消し、再収監へ・東京地裁(時事通信) - goo ニュース

やっぱりなあ・・・という以外、言葉が見つからない。
袴田事件などで、検察の証拠捏造などが明らかになった昨今なので、検察や警察の信用はガタ落ち。無罪を主張する彼に対しても冤罪なのでは？という声もあったけれど。
おとなしそうに見えて、彼の意識レベルは「怒り」だったので、軽々に冤罪とはいえないのではないかと感じていました。なにか社会に対して自分の怒りを発散させられるようなことをしたかったのではないかと。
弁護士さんが、とても正義感にあふれた方だったし、ネットなどでは支援する人もいたようなので、結果、彼らをも裏切ったような形に。

でも、たまたま縁のあった弁護士さんの「君を信じる」という善の部分にふれられたことも、片山被告にとっては良かったのじゃないかって思います。
真実を話すことは、勇気が必要だったでしょう。でも正直に話したら、心は楽になったでしょう？

嘘をつき続けることは本人が気づいているかどうかはわからないけれど、自分自身の心も傷つけてしまっているのです。
「パワーかフォースか」には、「人は真実を語らない限り無力である」と言う印象深い言葉があって、それは、私どもの座右の銘にもなっています。

軽い気持ちで世間を騒がせたかっただけだったかもしれないけれど、沢山の人を巻き込んで、傷つけてしまいました。顔の見えないネットの箱の中では、得てして人は、万能感のようなものを持ちがちです。しかしリアルな現実は、沢山の人々が関わりあって成立しています。ご家族も心配していたことでしょう。

どうかしっかりと罪を償って、心を入れ替え、その能力を今度は「善」の方向にいかせるようにと祈っています。