石部金吉(イシベキンキチ) デジタル辞書より
《石と金の二つの硬いものを並べて人名のようにした語》
非常にきまじめで物堅い人。特に、女色(じょしょく)に迷わされない人。また、融通のきかない人物。
民進・岡田氏、川内原発の停止求めず 安倍首相と会談
(朝日新聞デジタル2016年4月20日)
民進党の岡田克也代表は20日、首相官邸で安倍晋三首相と会談し、熊本地震を受けて九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について、避難計画の再検証などを行うよう申し入れた。党内には「一時停止」を求める意見があったが、原発推進派に配慮したとの見方が出ている。
申し入れの文書には「さらなる地震が発生した場合の安全性を不安視し、一時停止を求める声もある。原発に影響を及ぼす地震が発生した場合に備え、想定通りの避難ができるのか再検証を」と記している。
しかし、江田憲司代表代行は18日の記者会見で「稼働停止も入れるように検討したい」と明言。19日の衆院本会議では、本村賢太郎氏が「民進党は川内原発の停止をすべきだと考える」と発言していた。
岡田氏は20日の申し入れ後、原発の「一時停止」を求めなかった理由を記者団に問われ、「一時停止を求める声があるのは事実。それをここに書いたということ」と語るにとどめた。本村氏は20日、衆院本会議での自身の発言について、議事録にある「民進党」を「私」に変えるよう衆院に申し入れたという。(藤原慎一)
(朝日新聞デジタル2016年4月20日)
民進党の岡田克也代表は20日、首相官邸で安倍晋三首相と会談し、熊本地震を受けて九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について、避難計画の再検証などを行うよう申し入れた。党内には「一時停止」を求める意見があったが、原発推進派に配慮したとの見方が出ている。
申し入れの文書には「さらなる地震が発生した場合の安全性を不安視し、一時停止を求める声もある。原発に影響を及ぼす地震が発生した場合に備え、想定通りの避難ができるのか再検証を」と記している。
しかし、江田憲司代表代行は18日の記者会見で「稼働停止も入れるように検討したい」と明言。19日の衆院本会議では、本村賢太郎氏が「民進党は川内原発の停止をすべきだと考える」と発言していた。
岡田氏は20日の申し入れ後、原発の「一時停止」を求めなかった理由を記者団に問われ、「一時停止を求める声があるのは事実。それをここに書いたということ」と語るにとどめた。本村氏は20日、衆院本会議での自身の発言について、議事録にある「民進党」を「私」に変えるよう衆院に申し入れたという。(藤原慎一)
誰も岡田さんに進言できなかったのでしょうか、進言しても受け入れなかったのか。記事によれば、党内の推進派を配慮したという見方があるといいますが
脱原発派も多くいる民進党、むしろ一般の支持者は脱原発派なのに、この申し入れでは、国民に誤解を招きます。私でさえ、がっくりしますよ。
以前、岡田さんの意識レベルはパワーだけれど昭和の人(高倉健の律儀さっていうか)だと、どこかで書いたことがあるけど、それが少し心配だったんですが、まさかこんなところでそれが働くとは…
本気で規制委員会の言葉を信じているところもあります・・・
(くわえて、過去の「経済」という価値観を引きずっているところもあります。)
自分が嘘ばかりついている人は、人の話も嘘半分と判断するけれど、正直な人は、他人も自分と同じように正直だろうと信じてしまう。
かつて鳩山内閣、外務大臣時代に官僚に渡された「アメリカは辺野古以外の選択肢を持っていない」というペーパーを信じて、辺野古移設に戻ってしまった事があるでしょう。
あれ、今となっては、あのペーパー自体、アメリカ政府が書いたものではなかった。
つまり、辺野古移設を進めたい外務省の工作だった。
→面従腹背?外務官僚が鳩山内閣に示した「基地移設・アメリカの意向」文書が、実は出所不明だった件
原子力村だって、過去を振り返れば、そんな内部工作なんか、いくらでもしていると思いますよ。
みんなで寄ってたかって叩いて叩いて、やめさせた菅善総理は、丸川環境大臣に以下の提言をしました。
菅元首相「予防的観点で川内原発の停止を」 丸川担当相「規制委の判断尊重」
(東京新聞2016年4月20日)
民進党の菅直人元首相は19日の衆院環境委員会で、熊本県などで相次ぐ地震を受け、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転を政治判断で停止するよう丸川珠代原子力防災担当相に求めた。丸川氏は「原子力規制委員会の判断を尊重する」と応じなかった。
菅氏は首相当時の2011年5月、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転を停止した例を挙げ「予防的な観点から、しばらく停止することを安倍晋三首相に進言してはどうか」と促した。
当時は想定される地震や津波への安全対策が不十分だとして運転停止を政府が要請し、中電が受け入れた。
これに対し、丸川氏は「原子力規制委員会が専門的見地から判断することを尊重するのが仕事」と、環境省の外局の規制委に判断を委ねる考えを強調。政治主導による停止は「規制委の独立性を担保することにならない」と反論した。
菅氏は「リスクを大きく見てあらかじめ止めるのか、ギリギリまで放置するのかが政府に問われる。福島第一原発では全てが想定外。(事故が)起きたら想定外という責任の取り方は間違っている」と批判した。 (宮尾幹成)
--------------------
(東京新聞2016年4月20日)
民進党の菅直人元首相は19日の衆院環境委員会で、熊本県などで相次ぐ地震を受け、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転を政治判断で停止するよう丸川珠代原子力防災担当相に求めた。丸川氏は「原子力規制委員会の判断を尊重する」と応じなかった。
菅氏は首相当時の2011年5月、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転を停止した例を挙げ「予防的な観点から、しばらく停止することを安倍晋三首相に進言してはどうか」と促した。
当時は想定される地震や津波への安全対策が不十分だとして運転停止を政府が要請し、中電が受け入れた。
これに対し、丸川氏は「原子力規制委員会が専門的見地から判断することを尊重するのが仕事」と、環境省の外局の規制委に判断を委ねる考えを強調。政治主導による停止は「規制委の独立性を担保することにならない」と反論した。
菅氏は「リスクを大きく見てあらかじめ止めるのか、ギリギリまで放置するのかが政府に問われる。福島第一原発では全てが想定外。(事故が)起きたら想定外という責任の取り方は間違っている」と批判した。 (宮尾幹成)
--------------------
丸川珠代大臣は、かつて菅前総理に突然「愚か者めが」という、わけわからないヘイトな野次を飛ばしていました。
強いいじめっ子に同調するいじめっ子が、覚えめでたく大臣になったけれど。
目の前にある危機の可能性。予防するのは当然のこと。思考停止でそれができない、この国の政治はいよいよ末期なのか、恥ずかしく情けないばかりです。
★関連記事
川内原発を止められない理由って?