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強い余震が続く中、稼働中の川内原発

2016年04月16日 | 脱原発
熊本、大分の大地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

16日未明、たまたま、猫に起こされて、ラジオをかけたら突然、熊本でまた大きな地震があったと緊迫したアナウンサーの声が・・・。橋が落ちた、とか、市役所が壊れそうとか、東北まで揺れたとか、尋常でない情報が流れてくる。
スガ官房長官が、やや上ずった口調で会見する声が聞こえてきた。




画像:ヤフー天気より


16日未明のM7.1の地震が本震で、14日の熊本地震は、この地震の前地震だった・・・。
そういえば、3.11の東北大震災の2日前にも、前振りの地震と津波があったことを思い出した。
眠れなくなって夜中に起きて、NHKをつけた。5年前、余震と原発の状況を憂いながら、重苦しい日々を過ごしたことも思い出した。
被災された方たちは、どんな思いでこの夜を過ごしているのか、お気の毒でたまらない。

いまさら言うまでもないが、改めて日本は、地震国だと思い知った。地震がない場所なんて、どこにもないかもしれません。




日本の活断層と原発(しんぶん赤旗より)




今回の九州熊本をクローズアップすると、九州を横断する中央構造線と活断層があり、そこが震源地となって、南北の地域に震度もわかれていることがわかります。
その断層の延長、四国には、伊方原発。反対側に川内原発が…

断層にそって、震源が少しずつずれながら、大きな余震が続き、建物が壊れたり道路が寸断されるなど、緊迫するニュース映像。それと対照的に、川内原発は、異常なしで稼働中という。

こののんきさというか、落差が、原発問題の象徴でもあるような気がする。
壊れたものは、時間をかければ修復することができるけれど、一度、原発の事故が起これば、もう取り返しがつかぬ事態になる可能性があるのは福島でわかっているのに…。

川内原発は、昨年、再稼働の際、蒸気を冷やすために取り込んでいる海水を流しているチタン製の細管に小さな穴が開いていたため、海水が漏れだす・・・というトラブルがあった。
 →川内原発1号機、2次冷却系にトラブル 出力上昇を延期(朝日デジタル2015年8月21日)

以前より、川内原発の金属疲労について識者たちからの指摘もあった。どこが、世界一厳しい規制基準なのか。
 →ストップ!川内原発 再稼働ありきの高経年化審査を問う


いったん止めてもう一度調査すべきなのでは?、あるいは、せめて余震が落ち着くまでは止めておくべきではないのか?、素人ながら思うのですが、電力会社の人たちは、そういう感覚を持っていないのでしょうか。それとも、とめたら逆に、なにか問題があるのでしょうか。

もちろん、中央構造線上に続く四国の伊方原発も、同じ。稼働しようがしまいが、使用済み核燃料が置いてあるのだから、危険には変わりない。でも稼働しているよりリスクは減る。

原発なんかは、本当にやめて欲しいですよ。本当に。


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