虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

赤坂自民亭のオウム的なもの

2018年07月14日 | 社会のニュースを考える・カルト問題
 麻原彰晃と幹部の死刑執行と自民党



翌朝7人の死刑執行を命じた、上川法務大臣は、#赤坂自民亭の女将で、上川さんが音頭を取って締めでバンザイしたそうです。
今さらですが、やはり開いた口が塞がらない。鏡を磨いて磨いて磨いて磨いて、割っちゃったのか。言葉ではなんとも言えるけど、心は態度に出る。明日、人の命を奪うのに、そのバンザイの気楽さが理解できないです。

一つ前の記事で、同調圧力社会、というコメントをいただきました。
よく考えると、宗教は、まさに同調圧力の塊で、教祖を中心とした絶対的な権威と権力に信者は逆らうことができません。

死刑執行された7人がやってしまったことは、当然許されるものではありません。
しかし、教祖を絶対視するあまり、殺人に疑問すらわかないという恐ろしさは、オウムに限ったことなのか・・、あのサリン事件が起こってから、時々そんな疑問が頭をもたげます。
出家したオウムの若者たちを批判する人々のどれだけが自分もそうならないと言えるのだろうか、ということです。


信者たちは、殺人することへの罪の意識を取り払うために「ポアする」という言葉を使っていました。

ウィキペディアによれば、もともとのチベット仏教では「ポア」とは、
死に瀕した者の耳元で経文を唱えてあげるなどして、死後に迷う事なく良い来世(人界、天界)に向かわせる為の特殊な作法の事
と、書かれていました。

ポアとは、死に直面した人の魂を癒すことであり、人殺しをすることではないのですね。
彼らは明らかに自分たちの都合のいいように、本来の意味を間違った解釈によって正当化していたのです。
それでも、当時はまだ若かった信者たちは、麻原の話を鵜呑みにして「この人の人生を終わらせカルマを解消し、正しい来世に向かわせるために正しい事をしている」のだと信じて、次々と殺人に手を染めていきました。





国民の危機を目の前にして、その危機への対応をすべき最高責任者たちが、なんの対処もせずに飲み会をしている。
この異様さを、本人も含めてだれも異様と思わず、だれも忠告せず、浮かれている姿のおぞましさ。どこまで国政をなめているのか、と思います。
危機管理能力ゼロです。
しかも、リーダーがそうしているのだから我々は何一つ間違っていない、くらいの思考停止状態で、堂々とネットにもアップする、取材も受ける、自民亭の人々の姿です。中には一人くらいは、ちらっと、被災地を思った人もいたかもしれませんが、この場では、とても声に出しにくかったのでしょう。
今日までに亡くなった方は200人を超えています。
この人達は、ポアするの一言で殺人を行う人達と、違うといえば違いますが同じといえば同じ、紙一重の差の危うさではないかと思います。未必の故意かもしれません。


 政権に近い宗教ナショナリズム

7月7日の東京新聞こちら特報部には、カルトは消えたに見えて、本当のところどうなのだろう、という記事があり興味深いものでした。
ボランティアやゴスペルのコンサートなど、サークル活動を装った宗教の勧誘、心の閉塞感を癒やすようにSNSなどで集まった小さな団体・グループがたくさんできており、被害にあっている人の数は実は減っていないというのです。
     ↓
「カルト」は今 姿変え小集団が増加

特に、「政権に近い宗教ナショナリズム」という部分は、我が意を得たりのところがあって、できればもう少し紙面を割いてほしかったところ。
その部分を抜粋します。
 
 上智大の島薗進教授(宗教学)は、宗教団体に変わって国家に聖なる価値を見出す人々に勢いを感じている。「美しい日本の国を掲げ、外部に攻撃的。戦前の天皇崇拝、国体、皇国史観のような傾向が強まっている」と語る。
 ヘイトスピーチや、森友学園の系列幼稚園で教育勅語を園児に暗証させるような傾向を警戒し、「スピリチュアリティやパワースポットに人気が集まるのは、娯楽の面だけでなく、ナショナリズムにつながっている部分もある」とみる。
(中略)
 「オウムは反体制的だったが、今は政権と近いところで宗教ナショナリズムが広がっている」。カルトは時代とともに姿を変えている。



スピリチュアルもパワースポットも、趣味の域なら個人の自由ですが、そこから派生するカルト的なもの。それは、とても危険な遊びにつながっていくと思います。
精神世界のブログ界隈でも、露骨に安倍政権を応援したりしているものもありますが。
いっときロマンに惹かれても、いつまでたっても、嘘は嘘だし、虚は虚です。本当にはなりません。
かつて「幸福の科学」が、原発賛成デモを行っていましたが、エネルギー問題について何一つ知識のない信者が利用され声を上げる悲しさ。恐ろしさ。
同じように、八紘一宇とか教育勅語とか、過去の戦争に利用されたプロパガンダの歴史を無視して、表面の言葉を都合よく解釈し、洗脳されて「いいね!」と思っている国会議員のセンセイ方もいらっしゃるようですし。
知らぬうちに、洗脳され間違った方向にゆかないように、くれぐれも気をつけたいものです。


(東京新聞2018年7月7日)

★関連サイト
 統一教会の「さいたまスーパーアリーナ2万人集会」に自民党国会議員ら6人が来賓出席(やや日刊カルト新聞)

★関連記事
 洗脳社会・内オウムと外オウム
 「末端信者の内心を推し量った妥当な判決」by江川紹子
 洗脳的教育勅語

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10 コメント

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東京新聞に書いてある通りです。 (tamariba)
2018-07-15 11:09:26
確かオウム真理教はアレフ、統一教会は家庭連合と名を変えて活動していますよね。
また、大学のサークルでもボランティアサークルと称して活動しているみたいです。然も大学の公認サークルだったり…
これでは人のために役に立ちたいと思っている真面目な学生さんが引っかかってしまうわけですね。
そして気がつけば自分で考えることができなくなる…
オウムでも発端はヨガ教室を装っていたり…
癒しを求めてきたはずが…
これまでに1日に7人も死刑を執行されたなんて聞いたことありません(あったかもしれないけど)
それに死刑で犯罪は撲滅できるのでしょうか?
大教大附属池田小の事件と秋葉原の連続殺人は共に6月8日、秋葉原の事件の数日後に幼女連続殺人の犯人の死刑執行されました。
池田の事件の犯人は最後まで反省せず…
死刑になったからといって被害者遺族は心が晴れず…
悪循環のような気がします。終身刑だと反省する機会があるのに。でもこんなこと言うと死刑賛成派には激怒されますがね…
これも同調圧力かな?
返信する
同調圧力 (ひろみ)
2018-07-15 16:20:37
同調圧力といえば・・・
以前書いた記事を思い出します。
「付和雷同?!」
https://blogs.yahoo.co.jp/shihihaida/15640041.html

わたしは、子供のころから、この同調圧力がどうも苦手で、
ついつい正直に歯向かってしまっていました。
あるときは言葉で、あるときは態度で。。。
それでも、あまりにも強い同調圧力を感じたときには
ただただ、通り過ぎるのを静かに待つということもしました。

どういうやり方が正しいのかは分かりません。
時と場合によるのだと思いますので、臨機応変に使い分ける、というのが望ましいのだと思います。

でも、今の日本の教育では、自分で考えないようにすることを
強要されて、同調圧力に屈することが当然のように
洗脳されてしまっているような気がします。

先日、twitterでなかなか鋭い観察をしたtweetを見つけました。

小学校→個性は認めない

中学校→個性は認めない

高校→個性は認めない

大学→個性的な人かっこいい

就活→あなたの個性を見せて

社会人→個性は認めない

https://twitter.com/Q_SA_I/status/1007912364652417024

日本を覆う同調圧力が合わないから、日本を出た理由の一つです。
スペインの同調圧力は、日本とはちょっと違うと思っていましたが、
長く住んでいると、似てる部分があるし、根っこは同じかなー、
多かれ少なかれ、タイプは違っていても、人類全体の共通のもの
なのかもしれないなーという気がしてきました。

6953
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tamaribaさんへ (金木犀)
2018-07-15 21:59:32
新入生は、はじめての一人暮らしなどで心細いところに、つけ入られるのでしょうね。
大学によっては、カルト系の団体や悪質商法についてまとめた小冊子を新入生に配ったり、だまされないように定期的に研修会を開いていたりするそうですが、どこまで目が行き届くか‥

私も、死刑が犯罪の抑止になるとは思えませんし、冤罪の面からも、死刑には反対の立場です。
池田小の事件も、自分では自殺したいが死にきれないので大量殺人を犯せば死刑になるから、それを望んでいた、と本人が言っていたのが強く印象に残っています。
とすれば、死刑は逆に大量殺人を呼び込んでいるとも言えますよね。
秋葉原大量殺人事件は、今年で10年が経っています。
もう10年というのに、リアルに、ついこの間のような気持ちになるほど、私自身も個人的にいろいろ思うことがあった事件です。
戦後の経済至上主義、学歴至上主義の上に、リーマンショックの後の右肩下がり経済と格差社会が重なって、起こるべくして起こった事件じゃないかって思ったものです。

>でもこんなこと言うと死刑賛成派には激怒されますがね…

そうですよね・・
死刑執行の日のニュースでヤフーコメントをみたら、ぞっとしました。
人が死ぬことを喜ぶ人がこんなに多いのかと‥
それこそ同調圧力なのか、マインドコントロールなのか、反論を許さないような匿名のネットの世界の闇を見た感じでした。
中世の魔女狩りも、こんな感じだったのでしょうか。
しかし本当に事件と向き合った被害者の遺族たちは、死刑執行に対しても、おっしゃるように単純に喜ぶ気持ちにはなれないことを伝えていましたね。
信者たちもまた、麻原にだまされた被害者でもあった事を忘れてはならないと思います。
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ひろみさんへ (金木犀)
2018-07-15 22:27:50
確かに学校という場は、同調圧力が働きやすいですね。
小学校はともかく、中学、高校は締め付けが多いし、狭いところに閉じ込められた動物が互いに喧嘩しだすように、いじめだって起こるべくして起こってしまうのかもしれないなと・・

不登校を奨励するわけじゃないですが、学校に行くのが苦しいという子どもがでてくるのも、今の環境だったら当然なんじゃないかって思います。
私は子育ての時、息子が学校に行きたくない、といい出したら、「よし、行かなくていいよ」と言ってやる気満々で待ち構えていたのですが、幸か不幸か息子は友だちに恵まれ最後までクールに学校に通っていてクールに卒業していきました。

あと、スペインでも同調圧力的なものがあるのですね。
だとすれば、民族とか国とか関係なしに、人間自体、そんなに変わるものではないんだなと言う事がわかりますね。
返信する
Unknown (私は少数派)
2018-07-18 12:30:53
以下の発言が不適当なら削除してください。

安倍総理の闇を追求する質問をした(「ゆるねとにゅーす」参照)山本太郎議員のことが心配です。
大丈夫でしょうか?
そのうち彼は失脚させられるか社会的に抹殺させられるかする様な気がします。まさか命まで狙われないですよね?
返信する
私は少数派さんへ (金木犀)
2018-07-18 16:14:05
以下は、あくまでも、私どもの妄想ということでお察しください。

今現在、安倍さん自身の影響力がどんどん低下しています。
また、安倍さんとともに意識エネルギーの下がっていった人たちも同様で、彼らが合わさって一つの勢力を作ると見えて作れない。なぜなら一人ひとりの心は孤立し、ばらばらで自分を守るのに精一杯で周囲が見えてない状況になっているからです。
また、山本太郎氏は、微妙な人で、政治的発言をしだした当初は、怒りのフォースでした。
途中から政治家となり、パワーにジャンプアップして喜んだのもつかの間、また今現在は、150の怒りに戻っています。
150は、フォースであってもとてもエネルギーのあるフォースですが、物事を敵と味方とに分けて考え攻撃的です。
山本氏をあまりヒーロー扱いすると彼自身もヒートアップして、自ら危険を呼んでしまう可能性もあるので、まずは怒りを手放して冷静になってほしいと思います。
返信する
私も多数派の日本人に対して怒りを感じています。 (私は少数派)
2018-07-18 22:22:10
「ゆるねとにゅーす」の記事を見て安倍政権下で何人もの人が亡くなっていることを思い出したんです。それで「この発言は危険なのではないか?」と心配になったんです。

>「150は、フォースであってもとてもエネルギーのあるフォースですが、物事を敵と味方とに分けて考え攻撃的です。」
なるほど!
でも安倍さんやその支持者、応援団に対峙するのはむしろこの辺りのフォースの人のほうが向いているような気もします。
山本太郎氏は色々なことに怒っているのかもしれませんね。
私も今の世の中の多数派に怒りを感じているので耳が痛いです。
ほとほとネトウヨ的思考に影響されヘイトに傾く人たちや安倍政権を支持する多数派日本人に対して怒りを感じています。この怒りを無くしたいですが、難しいです。





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怒りは手放す必要がある (金木犀)
2018-07-19 15:25:46
今、安倍政権を倒すというみんなの共通の目的があるので、山本太郎氏の怒りを多くの人が評価しているようですが・・・。
ただ、この方は、よりセンセーショナルな情報に飛びつく傾向があります。
それは、正しいこともありますが、間違ったこともあります。
間違っていれば信用を失うし、正しくても自分を危険に晒す、攻撃すれば攻撃される。
それは本人も自覚されているからこそ、疑心暗鬼とストレスで自分の身が持たなくなる。
言葉を出す前に深呼吸して、そこのところを冷静に判断してやっていかないと、志半ばで、元も子もなくしてしまいます。
フランス革命のあと、フランスが混乱したように、「怒り」に支配されていると、常に革命を求めるものです。
日本でも、せっかく政権交代した民主党を多くの国民は育てられず、批判する勢力が勢いづき見捨てられ、元も子もなくなりました。
意識レベル「怒り」は未来に繋がりません。

>ほとほとネトウヨ的思考に影響されヘイトに傾く人たちや安倍政権を支持する多数派日本人

たしかにそういう人もいますが、ヘイトに傾くのが多数派とは思えないです。
いろいろな分け方はありますが、ヘイトに関しては、日本人の多数は良心的だと信じたいですね。
ただ、小選挙区制という、1位総取りみたいな選挙制度のせいで、たまたま自民党の議席が多くなってしまった、ということですから。
もう、小選挙区制の失敗を認め、もとに戻すしかないのではないかと思います。
ちなみに、日本の小選挙区制度の意識レベルは、50Fです。
中選挙区制度は、253F(中立)ですから、ぜひ中選挙区制に戻すべきと思います。
しかしそうなるためには、どちらもとりあえず怒りを手放し、互いに根気良く話し合わなければなりません。
深い呼吸などの呼吸法で、セロトニンを活性化させ、情緒を安定させ、怒りは、手放さねばなりません。

ついでに、怒りのホルモン、アドレナリンの意識レベルは、30Fです。
また、キラーストレスホルモンのコルチゾールは20Fです。
平常心に導く脳内ホルモン、セロトニンの意識レベルは、1000Pです。
心と体の健康のためにも、セロトニンを活性化する、仏陀が伝えた「丹田呼吸法」を習慣にして怒りを沈めましょう。
返信する
「マイナスフォースに支配される体験」が必要なのかもしれない (私は少数派)
2018-07-19 16:50:28
私もヘイトに関しては、日本人の多数は良心的だと信じたいです。
「いじめを傍観する者、見て見ぬ振りをする者、もいじめに加担しているのと同じ」という説がありますが、
ヘイトに対してもそれを傍観したり見て見ぬ振りをしてしまっていることがヘイト勢力を増殖させる原因にもなっている面はあると思います。
かつての民主党政権を育てられず、批判勢力の意見が正しい様に思い込まされてしまった人たちが大勢いると思います。そういう人たちがある意味今の日本を作ったとも言えます。
その人たちに対し、正直腹が立ちますが、(自分も含め)多くの人間にとって「マイナスフォースに支配される体験」が必要なことなので今の日本の状況があるのかもしれません。そのように理解すれば怒りに飲み込まれることはありませんね。
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そのとおり! (金木犀)
2018-07-19 22:26:40
2012年の衆院選、2013年の参院選、どちらも自民党の圧勝で終わりました。
この結果は私は良くないことだと思っていましたが、テストでは「イエス」いいことだという答でした。
では、自民党政権になって、日本は良くなるのか、と、問えば、「ノー」
それは、日本人が学ぶために必要なことだという答でした。
当時は、自民党政権になればアベノミクスで景気が良くなり、景気さえ良くなればそれでいい、と考えた人達が多かったか。
でも、安倍政権の悪さを人々はちゃんと見ていなかった。
時間はかかったけれど、ようやくこの政権の姿が見えてきて、国民は学んでいるのだと思います。
https://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/99ba1416e0832e9cc7383296a1fafc9f
これも、アセンションの一つの現われであると、うちの不思議人間は申しております。

あと、上記のコメントの一部間違えて書いてしまいました。訂正します。
×中選挙区制度は、253F(中立)
○中選挙区制度は、233P(勇気)
 公平な選挙に必要な意識レベルは253P(中立)

ですから、中選挙区制とプラスαの何かがないとより公平な選挙にはなりえません。
最初、1票の格差是正かと思いましたが、ノーでした。
いろいろ調べたら、オーストラリアのように罰則付きの投票の義務化に「イエス」がようやくでました。
やっぱり投票率が上がらないとダメみたいですね。
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