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過疎地域の民間バス路線などは、それがないと地域が成り立たない by 枝野幸男

2018年02月13日 | 車社会を考える
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」というテレビ番組が人気だったけど。
規定の時間内で、路線バスだけ乗り継いで、目的地までたどり着けるかっていう・・・。
面白いけど、もうそれは大変な旅。あれ見ると、本当にきついですよ。
車なら、すぐに行けるところも、バスだと1日に数本しかなかったり、バスの路線が去年まではあったんだけど、今年になって廃止になっちゃったとか。次のバス停まで、何キロも歩かなければならない。歩く場所も、歩道のない危険な道だったり。
地方の現状が、垣間見えたりする。

電車もバスも「赤字だから廃止廃止」って言うなら、車社会になるのも当然なんだけど、その車だって高齢化や病気や障害があったりで、誰でもが運転できるわけじゃない。免許はあっても、車の運転が苦手な人もいるし。

枝野さんの言葉、本当にありがたい。「お互い様の社会」は、人間に優しい。
リニア新幹線なんか、なくたって誰も困らない。でも、駅まで行ける路線バスは、過疎地にとっては必要不可欠なライフラインなんだから、効率だけで考えてはいけない、と心から思う。
たとえそれが、民間でなくても小さなマイクロバスであっても、あれば助かる人がいて、ゼロになってしまえば、困る人がいる。
明日何が起こるかわからないのが人生だから、車の運転だっていつまでもできるわけじゃない、誰もが他人事じゃない話だ。


立憲・枝野氏「JR北海道や過疎地のバス路線は不可欠」
朝日新聞 2018年2月12日

枝野幸男・立憲民主党代表(発言録)

 JR北海道の(経営)問題は大変深刻な問題だ。国鉄改革は(JRに民営化した)あの時点にさかのぼって「間違っていた」とは言えないが、もう一度見つめ直す時期になっているのではないか。北海道の場合はJRだが、全国各地では私鉄の鉄道・バスも人口減少、高齢化の時代の中で、30年、40年前と比べ、飛躍的に公共交通の持つ役割が大きくなっている。新しいスキームを作ることを含めて、しっかりと今後も成り立っていくための知恵を出していきたい。

 (安倍政権が財政投融資で3兆円を投入する)リニア(中央新幹線)がなくても東海道新幹線はある。しかし、JR北海道の多くの鉄軌道や過疎地域の民間バス路線などは、それがないと地域が成り立たないという不可欠なインフラだ。優先順位は誰が考えてもはっきりしている。(12日、北海道帯広市内の会合と終了後の取材で)

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枝野さん、ありがとう。発想が、まっとうだね。
もう一度、政権交代してほしい。



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 リニア新幹線、「絶対にペイしない」(JR東海社長)のに税金3兆円投入を安倍首相が決断…異例優遇の事情
(Business Journal 2016年7月29日)


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4 コメント

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廃止されて初めてありがたみがわかる (tamariba)
2018-02-14 07:55:26
そうですね。私も地方にすんでいるからわかります。
昔は少ないながら走っていたのですが今は走っていません(泣)
いくら車社会といえどバスもなけりゃないで不便です。
まだ車を持っていない短大生の頃、帰省の時最寄りの駅から家までかなり遠いので少ないながらも家の近くまで送ってくれるバスが駅に着いた時はとても嬉しかったです。
親の送迎だと駅で15分待ってましたから…
ところが今は廃止(T . T)
田舎では車は必要不可欠ですが高齢になるとやはり運転は危険になります。
その証拠に高齢ドライバーの悲惨な事故は後を絶ちません。
最近では高齢者が免許を返納するとタクシーの割引券や商品券のプレゼントなどで高齢者を事故から守るということをしている自治体もありますが地方任せにせず国全体で考えなくてはいけないですね。
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tamaribaさんへ (金木犀)
2018-02-14 20:07:47
本数は限られても、バスがあるのとないのでは、まったく違いますよね。
実家に帰れるか、帰れないかっていう二者択一になってしまうのですから。
車は一つ間違えばたやすく人の命を奪ってしまうものです。
田舎ほど高齢化しているにも関わらず、車は手放せないという状況を放置してはいけないって思います。
バス路線だと赤字になってしまうなら、枝野さんの言われるような新しいスキーム、発想を変えた移動手段を知恵を絞って出していかなければならないって思います。
これはおっしゃるように、一地方の問題ではなく、国全体の話だと思います。
都内でも、人口減少に伴って商店街がさびれ、スーパーが閉店するなどで買い物難民が生まれているのですからね。
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まさに! (ひろみ)
2018-02-15 02:17:34
過疎地に住んで7年が過ぎました。
バスは、一番近い町(県庁所在地)平日1日2往復、土日は1往復だけです。
車を持っていないので、バスだけが頼りです。

バスを使うか、知り合いが車で出かけるというのに便乗させてもらうしか手段がないので、イレギュラーな外出はできません。

不便は不便ですが、最初から村の中でなんとかするをモットーに生きているって感じです(笑)
だから、子ども達もわたしも、ネットに依存しちゃうんでしょうね。。。(涙)

私企業のバス路線ですが、スクールバスや観光バスなどもしているし、とりあえずは、今の状態を存続してくれるのではないかとは思っていますが、もしも、バスがなくなったら・・・本当に困ってしまいます。
この村で暮らし続けるのは、無理でしょうね。
そうならないように祈ります。。。

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スペインでも・・ (金木犀)
2018-02-15 18:01:41
本当にどこも同じですね。
車社会は欧米のほうが先ですし。
こういうところに、行政力っていうか、行政の底力を見せてほしいです。
ただ、指をくわえて廃止を見ているだけじゃ、税金払うのも虚しくなります。
子供の頃、よく乗っていた田舎のボンネットバス、懐かしく思い出します。
昔は、車を持っている人も少なくて、みんなバスに乗っていました。
女性の車掌さんがいて、揺れるバスの中、立ったまま切符を切って、凄いなーって子ども心にリスペクトしてました。
単なるノスタルジーかもしれませんが・・
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