このブログで繰り返し述べているが、この世に完璧な人間なんて、おそらくいない。ごく最近のお気に入りのフレーズで表現するなら、人間は皆、「尊ばれるべき霊性」と「愛すべき無様さ」の両面を持った存在だ。表面上は様々な属性によって差異が見られても、外側の虚飾を剥いで、その内面を突き詰めれば、皆、そんなものだと思う。
斯くいう私も偏見や差別意識においては、自分の無知を恥ずべき点が多々ある。人間が何か . . . 本文を読む
昨日、幸運にも川崎チネチッタ(本当にチネチッタは上映作品のチョイスが素晴らしい!)で、本作の舞台挨拶付き上映を見て来た。
舞台挨拶では出演者の生の姿を見られるのと同時に、製作裏話を本人や監督自身の口から聞けるのが嬉しい。今回は本編上映終了後、余韻覚めやらぬうちに、松永大司監督と主演の野田洋次郎が登壇。お二方の挨拶の後、短いながらも観客との質疑応答の時間もあり、おかげで個人的には作品への愛 . . . 本文を読む
知人に、悠々自適にシニアライフを謳歌されている団塊世代の方がおられます。
ご本人は結婚後間もなく退職され、その後はほぼ専業主婦でした。ご主人は大手企業に勤めておられた方で、ご主人が定年されるまでに1億円近い金融資産を築かれたそうです。
現在の30代は、現在の50代が30代の頃より、年収で100万円ほど低いと言われる今の日本で、定年までに1億円近い金融資産なんて、宝くじに当たるか、富裕な親から遺 . . . 本文を読む
海外の風景写真のカレンダーや、マルチフォトフレームに納められた家族の写真。
つい、つられて私も眺めてしまう…
先週、我が家から巣立って行った息子。元気にやっているかな…
この記事を投稿した1時間後に、息子から電話がかかって来た。
「今、映画館にいるんだけど、『トゥモローランド』と『予告犯』と
『新宿スワン』のうち、どれがオススメ?」
久しぶりの電話が、これかい?
相変わらすのマイペ . . . 本文を読む
錦織圭選手の活躍をいつも楽しみにしているのだが、彼の卓越した運動神経と技術を以ってしても、所謂ビッグ・サーバーと呼ばれる長身選手のパワーテニスにはなかなか勝てないのが残念だ。
コーチのマイケル・チャン氏は全仏オープンで優勝の経験があるが、チャン氏の時代と今とではテニスのスタイルが違う。大柄でタフな選手が、高い位置から渾身の力を込めてラケットを振り下ろして放つ高速かつ重いサーブで、サービス・ . . . 本文を読む
驚いた。知らなかった。
若い人の殆どは、道端や公園の花なんかには興味がないらしい。
花を愛でるのは、中年以降の性向らしい。
中年が花を愛でるのは、自分自身が「花の盛り」を過ぎたからだ、と言う。
季節ごとに咲いては散る運命の花に、儚さや愛おしさを感じるのだと言う。
私は道端の花にも、公園の花にも、花屋の店先の商品の花にも、いちいち感動する。
もう何年も前から、紛うことなき、立派 . . . 本文を読む
この世のすべてのモノゴトには、プラスとマイナスの両面がある(周知のことながら、このことについて、改めて考えてみたい)。
それは一枚の紙の表側と裏側のような関係で、互いが相反する関係でもある。どちらか一方だけが存在することはあり得ない。
そのことを踏まえて、常に日々の出来事を見るよう心がければ、多少は気が楽になるのかもしれない。他人の不可解な行動にも寛容になれそうだ。
例えば、世の . . . 本文を読む
今日は映画の日。川崎チネチッタで映画を見て来ました。
チッタデッラ川崎は、年配の人間には「京浜工業地帯のお膝元」「公害の街」と言うイメージが根強い川崎市に、突如現れたかのようなイタリアンな街並みが特徴の、シネコン「川崎チネチッタ」を核とする複合商業施設。
しかし、川崎駅西口の工場跡地に建設された大型商業施設ラゾーナ川崎の開業以来、営業的にはどうも分が悪いようです。進出しているテナントはそ . . . 本文を読む
昨日、横浜みなとみらいホールで、オルガン・リサイタルを聴いて来ました。
特に音楽に造詣が深いわけでもなく、懐に余裕があるわけでもない私が、月に2度もクラシック演奏を聴きに音楽ホールに足を運ぶなんて贅沢かなとも思ったのですが、直感で「これは良い」と感じたものには躊躇うことなく触れ、心豊かになれる経験を重ねることで、少しでも悔いのない人生にしたいと考えて、思い切って聴いて来ました。
4年 . . . 本文を読む