英国への転勤が決まった友人との会話で。
例えば、香港、シンガポール、英国、米国の日本人学校は
やたらと学力レベルが高いそうである。
日本の大手進学塾も進出しているらしい。
3年赴任すれば、子供は帰国後、帰国子女枠で
有名私立校(慶應とか?)への進学が多少有利なのだとか。
比較的富裕層がそういった所へ赴任すると思うので、
元々有名私立に進学する可能性は高いと思うんだけど。
そう言えば、以前大学の非常勤で筑波大の先生が
講義にいらしていて、筑波研究学園都市のお膝元の公立小は、
父母が軒並み博士号取得者揃いで、
子供達のテストの平均点が満点に近い、なんて
話を伺ったことがある。
相対評価の時代には教師泣かせだったとか。
知能の遺伝もさることながら、
やっぱり勉強する環境が整っているか否かなんだろうか?
日々、家庭で学ぶ雰囲気ができているというか…
3月に旅行でロンドンに行った時に、
時節柄、日本へ帰国する人のお見送りの場面に
空港で出くわした。
何だか仰々しいお見送りだったなあ。
友人の事前リサーチでは、日本人学校の父兄にも
業態による派閥のようなものがあって、
大雑把に金融系とメーカー系に分れ、
そのふたつが交わることは滅多にないそうである。
まず収入格差があって、お金持ちの金融系の方々と
ビンボーなメーカー系とでは対等なお付き合いなど
できないそうである。
ところで、なぜこうも金融系とメーカー系で
収入格差が生じるのか?
ひとつには、金融業というのはお金がお金を
生み出してくれるから、利益も莫大で、
社員への利益の還元額(=給与)も大きい。
対してメーカーはまず「モノ作り」ありきなので、
モノを作ってそれが売れて初めて利益があがる。
そして、モノ作りには莫大な先行投資が必要なのである。
利益が上がった部分の大部分を次の商品開発費へと注ぐ。
当然、社員への利益の還元率、額とも、
お金がお金を生み出す金融業とは比較にならないほど低い。
メーカー勤務の大半は大学の理系出身者で、
大学時代は必死に勉強したはず。
その努力は必ずしも収入増には直結しない。
青色発光ダイオードの開発成果報酬が裁判で争われてから、
徐々に変化の兆しは見えるとしても。
元々勉強好きで、お金には頓着しない人も多いのかな?
ウチの夫は典型的な理系人間で、とにかく勉強家。その彼が、
「理系人間は、社会では結局バカを見る」なんて言っている。
何を以て損だと捉えるかで、理系の損得判断は違ってくると
思うのだけど。
世の中を牛耳っているのは、国の中枢を担う官僚機構を見ても、
確かに文系人間なのかもしれない。
最近は理系の学科を出た人間が、
金融の世界に飛び込む話も耳にはする。
いまさら理系・文系の色分けなんてナンセンス、
という言葉も聞こえてきそうだけど、
先日の息子の学校の進路説明会では、
やっぱり理系か文系かということが、まず問われた。
60代の女性に、
「私くらいの年代になれば、お金のあるなしではなく、
やはり人間性で人を判断する」と言われた。
20代から50代は、やっぱりそこまで達観できていないから、
金銭欲や物欲に囚われて悩むことが多いのだろうか?
佐伯チズさんの近著には、40代の女性に向けて
「お付き合いするなら、同世代より上の世代を。
同世代はどうしても相手をライバル視して、
嫉妬の情が湧いたりするから」とあった。
なるほどと思い当たる節もあるし、それでもねえ、とも思う。
例えば、香港、シンガポール、英国、米国の日本人学校は
やたらと学力レベルが高いそうである。
日本の大手進学塾も進出しているらしい。
3年赴任すれば、子供は帰国後、帰国子女枠で
有名私立校(慶應とか?)への進学が多少有利なのだとか。
比較的富裕層がそういった所へ赴任すると思うので、
元々有名私立に進学する可能性は高いと思うんだけど。
そう言えば、以前大学の非常勤で筑波大の先生が
講義にいらしていて、筑波研究学園都市のお膝元の公立小は、
父母が軒並み博士号取得者揃いで、
子供達のテストの平均点が満点に近い、なんて
話を伺ったことがある。
相対評価の時代には教師泣かせだったとか。
知能の遺伝もさることながら、
やっぱり勉強する環境が整っているか否かなんだろうか?
日々、家庭で学ぶ雰囲気ができているというか…
3月に旅行でロンドンに行った時に、
時節柄、日本へ帰国する人のお見送りの場面に
空港で出くわした。
何だか仰々しいお見送りだったなあ。
友人の事前リサーチでは、日本人学校の父兄にも
業態による派閥のようなものがあって、
大雑把に金融系とメーカー系に分れ、
そのふたつが交わることは滅多にないそうである。
まず収入格差があって、お金持ちの金融系の方々と
ビンボーなメーカー系とでは対等なお付き合いなど
できないそうである。
ところで、なぜこうも金融系とメーカー系で
収入格差が生じるのか?
ひとつには、金融業というのはお金がお金を
生み出してくれるから、利益も莫大で、
社員への利益の還元額(=給与)も大きい。
対してメーカーはまず「モノ作り」ありきなので、
モノを作ってそれが売れて初めて利益があがる。
そして、モノ作りには莫大な先行投資が必要なのである。
利益が上がった部分の大部分を次の商品開発費へと注ぐ。
当然、社員への利益の還元率、額とも、
お金がお金を生み出す金融業とは比較にならないほど低い。
メーカー勤務の大半は大学の理系出身者で、
大学時代は必死に勉強したはず。
その努力は必ずしも収入増には直結しない。
青色発光ダイオードの開発成果報酬が裁判で争われてから、
徐々に変化の兆しは見えるとしても。
元々勉強好きで、お金には頓着しない人も多いのかな?
ウチの夫は典型的な理系人間で、とにかく勉強家。その彼が、
「理系人間は、社会では結局バカを見る」なんて言っている。
何を以て損だと捉えるかで、理系の損得判断は違ってくると
思うのだけど。
世の中を牛耳っているのは、国の中枢を担う官僚機構を見ても、
確かに文系人間なのかもしれない。
最近は理系の学科を出た人間が、
金融の世界に飛び込む話も耳にはする。
いまさら理系・文系の色分けなんてナンセンス、
という言葉も聞こえてきそうだけど、
先日の息子の学校の進路説明会では、
やっぱり理系か文系かということが、まず問われた。
60代の女性に、
「私くらいの年代になれば、お金のあるなしではなく、
やはり人間性で人を判断する」と言われた。
20代から50代は、やっぱりそこまで達観できていないから、
金銭欲や物欲に囚われて悩むことが多いのだろうか?
佐伯チズさんの近著には、40代の女性に向けて
「お付き合いするなら、同世代より上の世代を。
同世代はどうしても相手をライバル視して、
嫉妬の情が湧いたりするから」とあった。
なるほどと思い当たる節もあるし、それでもねえ、とも思う。