
昨日は久しぶりに落語の会を見て来ました。
「春から気になる三人会withナイツ」と言うもので、林家たい平、柳家三三、三遊亭萬橘の落語にナイツの漫才。前座はたい平師匠の息子さんである林家さく平と言うサプライズもありました☺️。
当代の人気落語家、漫才師の揃い踏みとあってチケットは完売。会場の中央区銀座ブロッサム中央会館はほぼ満席状態でした。
しかしまあ、先日行った新橋演舞場もそうでしたが、年季の入ったホールは座席の配置スペースが前後左右共に余裕がなく、長い列の真ん中辺りの席だったりすると出入りに難儀します。
シネコンのゆったりした座席配置に慣れてしまうと、日本が発展途上だった昭和の時代そのままのキツキツのホールの座席は、正直言って苦痛😫。
しかし、今回は割安になる生協でチケットを購入したので座席は選べず、運悪く2階席の中段の列の真ん中辺り😅。案の定、出入りが大変でした。肘掛けも共有なので、おデブな私は身を縮ませないと隣の人に腕がぶつかってしまう💧。
それでも、一流どころの話芸で開演中は楽しめました。内容にはテレビ放映でないからこその毒っ気もあって、おそらく昔から、その時々の話題や人物を肴にして盛り上がっていたんだろうなあと想像出来る軽めの仕上がり。これこそ大衆演芸です。
遡上に載せられた人は気の毒ですが、本人の預かり知らぬところでの与太話。その場限りでおしまいです😅。誰も翌日には覚えちゃいない😁。
私は林家たい平師匠が好きなんですよね。別に通ではないので細かいところまで評価は出来ませんが、落語の登場人物へのなりきり様が見事で、彼自身に愛嬌もあって、見ていて楽しいんです。
一昨年は亡き三遊亭円楽師匠との二人会を拝見しましたが、その時は演目が終わった後にも舞台袖に出て来て愛嬌を振り撒いておられました。今回は大トリを務められたので、威風堂々とした佇まいで会を締められました。今回の“酔っ払い”芸にも、日々、精進されているのが見て取れます。
思えば、昔はよく寄席に行ったものです。上野広小路の鈴本演芸場、新宿の末広亭、そして浅草演芸ホールに東洋館と、楽しませて貰いました。
以前、夫の会社の後輩に早稲田大の落研出身者がいて、彼の誘いで立川談志師匠の独演会に行ったのも、今では良い思い出です。
他に舞台劇やらミュージカルやら音楽会に美術展と、そう言うものに気軽に触れたかったのが上京の大きな理由のひとつであった私にとって、これまでの人生はなかなか楽しいものでした。
楽しい人生であり続ける為にも、出来る限り健康でありたいものです。
私もたい平師匠は好きですねー。とは言え笑点くらいしか見ないけど。言葉がわかりやすい方が良い。地元のお寺でアマチュア落語会がたまに開催されるんですが、一度見に行きましたが言葉が不明瞭で、場慣れしてないせいか恥ずかしそうにやってみえてねー。やはりプロとは違うなぁって。まあ誰でも最初はアマですからそんな事言っては可哀想ですがね。
ナイツも良いですよねー。英語で漫才したのをテレビで見た時はめちゃくちゃ笑いました。
「笑点」は短過ぎて顔見せ程度。落語の本当の面白さは落語会で見ないと分からないです。
枕で巷で話題になっているモノゴトや人物を取り上げて引き付け、自然な流れで本題の落語に持って行く話芸の巧みさを体感して欲しいです。後、所作の巧みさも!
地方公演ではおそらく訪問先を目一杯持ち上げるのがお約束☺️。
独演会と違って、気楽な会だと思うので、大いに声を上げて笑えると思います。
ホールだと高座と観客との距離があり過ぎるのが難点ではありますが、御三方は滑舌も良さそうなので、よく聞こえると思います。言葉を届けると言う技術に関しては、素人とプロでは格段に違います。
しかし、晩年の小さん師匠は声が小さくくぐもって聞こえず、正直楽しめませんでした。国宝レベルになると、その話芸を楽しむと言うより象徴的存在になってしまいますね。
機会があるなら、逃さないことが大切です。一期一会かもしれないですから。