はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

関西土産げ

2014年04月05日 | 携帯電話から投稿
先ほど夫が関西から空路戻って来ました。

お土産に、あの高山堂の焼き菓子「スウィートまーめいど」と、京都駅ビルにある美術館で開催中の「日本画に見るさくら展」のカタログを買って来てくれました。

高山堂の和菓子は相変わらず美味しいし、カタログに収録された日本の近代から現代の画家による絵の数々は、桜と言う同じ花を描きながら、多様で興趣に富んでいます。見応えがあり、正にため息が出るような美しさ。

夫は加山又造の一連の作品が気に入ったらしいのですが、私はカタログで見る限り、美人画で名高い鏑木清方の作品が、やっぱり好きかな。もちろん、どれも甲乙つけがたい、素晴らしい作品の数々ですが…

夫からのサプライズなお土産に、思わず胸がジーンと来ました。本当にありがとう。

chain「日本画に見るさくら展」公式サイト


実は、会うのが結婚式以来(それぐらい疎遠でした)と言う叔父は、認知症が大分進んで、夫のことも憶えておらず、言葉も発せない状態だったそうです。

夫の父の家族は戦後、祖父の仕事の関係で赴任していた満州から命からがら引き揚げて来たと言います。その時の心労と栄養失調が元で体調を崩した祖母は、引き揚げ後間もなく40代の若さで死去。その後、叔父は異郷でひとり、これまでどんな人生を歩んで来たのだろうと考えると、私は甥の嫁に過ぎない立場ではありますが、何だか切なさがこみ上げて来ます。


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