はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

”ノーカントリー”な人に遭遇

2008年03月31日 | 日々のよしなしごと
 昨日開館時間前に某美術館に行ったら、既に20人以上の人が並んでいた。係りの人の指示に従って縦4列(つまり横に4人ずつ)に並ぶのだが、私達の前の人物がひとりだけ前の人との間を大きく開けて仁王立ち状態なので、列がいびつな状態になっていた。これでは後に続く人はどう並べば良いのか戸惑ってしまう。
 係りの人も「きちんと横4人ずつお並び下さい」と注意するが我関せず、という感じ。堪らず夫が「もっと前に進んでください」と注意したら、その人物は「あと一人来ますから」と言う。既にそこには4人並んでいるんだから、後から来るもう一人は私達と一緒に並ぶか、或いは”横に”一人分の空間を確保して、もうひとりは私達と並べば済む話だろう。どう考えても、その人が前後のピッチを無視して前を大きくあけて並ぶ理由にはならない。

 「自己中な人に何を言っても無駄よ。人の言うことなんて聞かないんだから」と私は夫に言ったが、夫は再度その人に注意した。すると

「そんなに前に行きたいならどうぞ」だって?!

 おいおい、誰もあんたの前に行きたいなんて言っていないぞ!列が乱れて後方の人が困っているからきちんと並んでと言っただけだ。何ワケの分からないこと言ってんのよ。

 今後はこのような、マトモなコミュニケーションが成立しないような相手を「ノーカントリーなヤツ(もしくは思いっ切り皮肉を込めて”お茶目なアントン” )」と呼ぶことにしよう。

 こういう人間を一刻も早く視界から消したかった夫は、その申し出をすぐさま受け、私達は彼らの前に移動したのだった。会場で何度か見かけたその人物の顔を見ると、妙に尖った表情をしていた。表情はやっぱりその人の気質を表わすのかな。20代と思しき男性で、スカーフだかストールだかを首に巻いてオシャレには気を使っているようだが、それ以外にも気を使うべきことはあるだろう?

 何だか彼の言動を見ていると、駄々っ子を見ているようだった。どう見ても成人男性の振るまいとは思えない。若者には多少の反骨精神はあって当然かとは思うが、それを発揮する方向性が明らかに間違っていると思う。いったいこれまでどんな育てられ方、生き方をして来たのだろうか?まだ学生だとしたら、将来こんな学生を社員として受け入れる会社なんてあるのだろうか?彼女らしき女性が寄り添っていたが、いったいこの男のどこに魅力を感じて付き合っているのだろう?類は友を呼ぶと言うから、同じ様なタイプの人間なのだろうか?そう思われても仕方ないよね。

 楽しみにしていた展覧会の出鼻を挫かれてすごく残念だったが、展覧会自体は充実した展示内容で満足の行くレベルだった。”ノーカントリーなヤツ”にはできれば遭遇したくないなあ…。
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