宿泊先、松ノ湯の外観(リーフレットより)
一日目の観光を終えて向かった宿泊先は玉造温泉。
古代から玉の産地で加工工房の拠点だったことが、
その地名の由来のようです。
玉湯川に沿って宿が並び、約1300年も昔から、
美人の湯として親しまれて来た山陰の名湯です。
私達が泊まったのは、その玉造温泉のほぼ中心に位置する
ホテル松ノ湯。徒歩1分のところに玉湯川が流れており、
晴天時には玉造温泉名物の安来節ショーが開かれる
川べりの舞台も目と鼻の先にあります。
夜の8時半の開演と聞いて、その舞台まで足を運んだものの
急に雨が降り出してしまったので、私達家族は見学を諦めて
ホテルに戻りました。日中の猛暑とタイトなスケジュールで
疲れていたこともあります。
公演は近くの玉造温泉ゆ~ゆ3階大ホールに舞台を移して、
予定通り行われたようです。
部屋は幾つかのタイプがあるようですが、
最近リニューアルされたようで、写真の通り、
清潔感溢れる空間になっていました。ゆったりとして、
3人家族には十分な広さでした。
大浴場は男湯が1階、女湯が2階という造りになっていました。
男女の浴場の大きさが同じ、というのは嬉しい。
首都圏に近い温泉の大浴場は社員旅行受け入れの名残か?
男湯に比べて女湯が小さい旅館ホテルが多いような気がします。
時間帯によって男湯女湯を交換する処もありますが、
どうせなら最初から同じ大きさの方が、
利用する側としても気持ちが良い。
さすが玉造温泉。”美人の湯”で名高いだけのことはあります。
2階の女湯は切り妻屋根の高い天井が解放感に溢れ、素敵でした。
入浴時間は朝は5時から夜は午後12時までとなっていましたが、
何度でも入りたくなるような、(色は透明な)温泉でした。
夕食は例の如く量が多すぎて食べきれない程でした。
世界を見渡せば飢餓に苦しんでいる人もいると思うと、
なんだか良心が咎めるんですよね。旅館の食事の豪華さは。
息子には「普段の粗食と比べると、でしょ」なんて
言われてしまいました。確かに皿数では適いませんよ。
食材の豪華さでも。たぶん味も…でも食べきれない程は
いらないと思うんですよ。