演芸全般が好きで、上京してからは夫婦で、あるいは家族で、
上野の鈴本や浅草演芸ホール、新宿の末広亭へと何度も足を
運んで来た。当代正楽の襲名披露興行では、雨の中、
列の先頭で開演を待った思い出もある。
落語の独演会は談志をはじめとして、その弟子の志の輔、
そして小朝と見ている。(談志の独演会には夫の会社の後輩
で、早大の落研出身のOさんに連れて行って貰った。その後
1年ほどで郷里に帰ってしまっ . . . 本文を読む
最近テレビ番組などを見ていて、不便を感じることがある。
日本史についての説明で元号を使われると、
何年前の出来事なのかが、咄嗟にイメージできないのだ。
ここで誤解されたら困るのだが、
元号そのものを否定するのではない。
元号は、千年以上も前から使われいる年代表現なので、
今や文化的価値を有するものだと思う。
1979年には元号法という法律も制定され、
皇位の継承があった場合に限り改めることが
規定 . . . 本文を読む
この作品の製作・監督・脚本を全て一手に引き受けたのが、
ニュージーランド出身のアンドリュー・ニコル。
調べてみたら、この人、凄い人なのだ。
97年に自らのオリジナル脚本「ガタカ」で監督デビュー。
ジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」の
脚本も手がけ、アル・パチーノ主演の「シモーヌ」でも
製作・脚本・監督を担当。
さらにスピルバーグ監督の「ターミナル」の原案を書き、
制作総指揮まで執って . . . 本文を読む
何しろタイトルに負けず劣らず、
映画の描く世界観もスケールが大きい。
まさしくフィリピン沖で発生する台風(Typhoon)が
東アジア全域を襲いながら北上する様(さま)に重なる。
細部に至るまで一切手抜かりない本作のような
ハードボイルドなアクション大作が、
なぜ韓国で作れて日本では作れないのか?
ひとつには、やはりこの映画で描かれているように、
「南北分断」という韓国が置かれているような状況 . . . 本文を読む