愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

太る

2019年01月29日 | ダイエット

女性で「ダイエット」を全く考えたことが無い人は皆無に近い。

 

 

痩せたいと口では言いながら、3度の食事も間食も、もりもり食べる。

 

 

意を決してダイエットをしたものの、長続きしなかったり、リバウンドを繰り返す。「もういいわっ、外見よりも中身よ」

 

 

 

っと言いつつ、しばらくたつと体型が気になって仕方なくなる。

 

 

そこで再びダイエットを始めるが、結局は効果があがらないのだ。

 

 

若い頃の太り方なんて、まだまだ可愛らしいものだ。

 

 

 

中高年と言われる年齢になっての体重増加が、こんなにすさまじく体型崩壊を招くとは、私自身、思ってもみなかった。

 

 

 

原因は年齢による代謝の低下と運動不足なのだろうから、それに気をつけて運動するなり、食事制限をすればいいのだろうが、真面目にキチンと手を打たないから、ズルズルと体型は崩壊していく。

 

 

全く歯止めがないのである。

 

 

 

ふと腹部に目をやると、まるで輪っかをはめたみたいに、肉があまっている。

 

 

息を吸って腹をひっこめると、肩をいからせた妙にいばったような姿になる。

 

 

息を吐くと肉の輪っかは又、出現する。

 

 

 

荷物が多い時、買い物に行ってレジの前で支払いをしようとすると、バッグの置き場がなくて困ることがあるが、そんな時にバッグをちょっと置いておける、丁度いい腹のせり出し具合なのだ。

 

 

 

とはいえ、中身がぎっちり詰まっているわけではない。

 

 

 

肉にハリが無いので今一つ、だらりんとしている。

 

 

風呂上りに鏡を見ると、ふと妖怪を思い出す。

 

 

首から下全部が、たるみきった「子泣きじじい」の顔みたいなのである。

 

 

肉と言うよりも皮が何層にもたるんでいると言った方がいい。

 

 

 

とにかく、ぱんっと張り切っておらず、ただただずるーーーんと下垂しているのだ。

 

 

 

私は生まれてからこのかた、標準だったのは生まれた時の体重だけで、あとは、身長に対する標準体重を下回ったことなど一度もない。

 

 

体質も関係するだろうが、同年輩なのに贅肉もついておらず、若い頃の体型を保っている女性がいるのも事実だ。

 

 

「よく保っていられるわねぇ」感心して理由を聞くと、やはり太らない体質の上に子供の頃から偏食がひどいのだという。

 

 

 

「肉も魚も食べられないし、ふだん食べてるのはご飯と納豆くらいのものだから、どっちかと言うと栄養不良だと思うんだけど」

 

 

165㎝で体重が45キロなんて、60歳目前で、あり得ないと思うのだが本人は「それなりに体型は崩れてるわよ」と言う。

 

「どういうふうに崩れてるの?」

「うーん、しぼんだ」痩せているから若い頃の体型を保っているわけではなく、それなりにしぼんでいる。

 

 

つまりデブであってもヤセであっても張りはなくなるのだ。

つづく

 

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