1995年
南アフリカのヨハネスブルクの外科医が
巡回説教師に訴えられました。
法廷で説教師は
「医者が私の心臓を手術した際に、メスで魂を抜き取った。」
と主張。
自分が信仰する宗教の考えが
心臓に魂が宿っていると信じようが
魂と肉体との繋がりが刃物を用いて切り離せると信じようが
本人の自由ではありますが
他の世界観と交わり重なった時も
相手を自分の世界観に従わせようとするのは
受け入れられないっしょ。
同じ企業で働いていれば
違う世界観、価値観同士でも同じ目的を達成するために
協力することが出来るし、
共同生活をするのなら
相手を自分の世界観に染め上げようとせずに
話合い、譲り合い、理解し合い、
上手く収まる様に調整するし、
それがどうしても無理な様なら共同生活を解除するだけ。
この説教師は、心臓の外科手術の後で
身体的なのか感覚的なのか精神的なのか、
手術を受ける前との違う何かを感じて
心臓の手術を受けた後であったことから
その違和感の原因が魂が抜き取られたと考えたんでしょう。
火山の噴火は、神様がお怒りじゃ考えたように
色眼鏡を装着していることに気が付いていないと
なんでも色眼鏡を通して答えをはめ込んでしまいます。
まあ誰しもが色眼鏡を到着しているものですが
その色合いが強烈すぎると
色々な摩擦や問題を生み出してしまいます。
裁判に持ち込んだ以上、私なんかがパッと思うのは、
外科医が魂を抜き取ったことと
魂と肉体の繋がりが刃物で切り離せることの
証明をしなくちゃね。
所違えば何とかと言いますが、
よくまあ告訴が受理されて
裁判が開かれたことに驚きではありますが、
でもまあ裁判の結果は、さすがにね………まさかね。