2021年 イギリスで42歳の女が
48ポンド(約7200円)を返さなかった男性を
庭仕事用の用具で襲撃して大怪我を負わせました。
この女は、男性へ5年間の接近を禁じられました。
私が読んだ記事には、加害者の女には
被害者に対して5年間の接近を禁じられたとだけありました。
しかしこの事件って単に殴ったとか突き飛ばしたのではなくて
庭仕事用の用具で大怪我を負わしているのですから
殺人未遂で起訴される可能性もある暴挙なので
女性を天使や妖精の化身であるかの如く扱う風潮が
強くなりすぎている感がある西洋の事件だとしても
何年間かの禁固刑が下されているはずなんですよね。
判決が禁固5年以上だったとしたら
刑務所から出所後から5年間の接近禁止命令でなければ
接近禁止命令に何の意味がなくなりますし、
下されたであろう禁固刑が接近禁止命令によって
執行猶予とか数か月から1年前後的な判決が
下されているかのような印象を受けてしまいます。
道具を使って全治1,2週の怪我なら分かりますが
大怪我ですからねえ。さすがにまさかね。
先進国イギリスの国民所得は、そこそこあるはずなので
日本の金銭感覚と大きな違いが無いとして考えると
約7200円を返さないからといって
大けがを負わす位に激怒するってのは、香ばし過ぎる。
さすがに女の逆上の程度と金額とが見合わなすぎるので
普通に働いて入れば直ぐにでも返せそうな金額を
返さない男の態度に馬鹿にされた、軽く扱われた等の
自分をどうでもいい存在だと扱ったことに激怒したのであって
金額の大小で怒ったのではないような気もします。
ここで気になるのが
真に男が生活に余裕がない状況だった場合は、
たかが7200円、されど7200円で男の経済状況が
返したいけれども直ぐには返すことが出来ないこともあるので
その辺りの事情がどうなのかを把握していたかどうか。
また女の経済事情が、男に貸したお金が戻ってこなければ
大変なことになるような切羽詰まった状態だったとしたら
返してもらえずに追い込まれた女が我を忘れてというもありますが、
7200円で生き死にのような状態に追い込まれると言うのは、
ちょっと考えにくいし、そんなお金を貸したらいかんよね。
困っている人を助けた所為で
自分は寒空の下の路上で命が絶えようとする時に
舞い降りてきた天使によって天国へと導くといったような
何かの物語にありそうな愚かな善人的な美談になりそうですが
結果、襲撃して大怪我を負わしちゃっているので
善人が取れて愚かな人だけになっちゃう。
なんであれ自分の一つの捉え方によって
相手に対して殺意に誓い程の感情が爆発したとするなら
逮捕されて人生の何年間かを檻の中で過ごすのは
加害者の女自身にとっても割が合わないのではと思うのです。
まあその覚悟が出来ていたのなら
この女の人生ですから全く関係のない第三者が
あれこれと言うことではないとは思いますが
仮にお金を返さないことに激怒したとしても
金額と釣り合っていないと思いますし、
自分を軽く扱われたことに激怒したにしても
そんなつまらない男が敬意を示さなかったとしても
自分の大切な時間を犠牲にするというのも
割に合わない行動だと思えるんですよね。
事業に成功して大いなる資産を残した人が
30億を支払って10代の若さを取り戻せるなら
躊躇なく支払うと言っていた人がいましたが
自分の存在価値とその大切な時間は、
自分が思っているよりも遥かに貴重なもの。