心の扉 神戸カウンセリング花時計

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京都 北野天満宮

2023年03月10日 | 名所めぐり(京都)

 

今回は、恒例の京都名所巡りです。

最初に訪れたのは、昨秋の御土居のもみじ苑の観賞に続いて

北野天満宮の『花の庭の観賞が目的です。

 

 

 

北野天満宮 大鳥居(一ノ鳥居)

 

菅原道真公を御祭神としてお祀りする

全国約1万2千社の天満宮・天神社の総本社とされているのが

菅原道真公が生涯を終えた太宰府に創建された大宰府天満宮

菅原道真公が生まれ故郷の京都に創建された北野天満宮

 

どちらも総本社と主張しているようなので

総本社が二つというおかしな状態ではあるのですが

本殿前にある始まりと終わりの意味もある

阿形の獅子と吽形の狛犬のように

阿が北野天満宮、吽が太宰府天満宮と考えて

総本社が二つで良いんじゃないかと思ったりします。

 

 

 

北野天満宮 影向の松

 

菅原道真公が左遷され大宰府に向かう際に

屋敷内の桜と松と梅に別れを惜しみました。

 

桜は、別れを悲しみ枯れてしまいました。

松は、道真公の後を追って飛びましたが

途中で力尽き神戸市須磨区で根を下ろし飛松伝説となり、

梅は、松と同じく道真公の後を追って飛び、

見事に大宰府に降り立ち飛梅伝説となっています。

 

立冬から立春の間までに初雪が降ると

道真公が影向の松降臨して

詩を詠まれるという伝説が残されています。

 

 

 

北野天満宮 臥牛の像

 

北野天満宮の境内で見られる多数の臥牛の像は、

自分の具合の悪い所を撫でてから

臥牛像の同じ所を撫でることで

具合の悪い所が臥牛像に移るとされています。

 

なので臥牛像だけを撫でても御利益は弱いかも。

 

 

 

北野天満宮 楼門

 

菅原道真公と言えば、北野天満宮

菅原道真公と言えば、梅の花

 

今回は、北野天満宮と梅との情景の記録を

主な目的にしているので

これまでも撮影したことのある楼門は、

撮影はしないで良いかと一旦通り過ぎたのですが

楼門と三光門と拝殿・本殿は、

北野天満宮の象徴的建築物だからと戻って撮影。

 

 

 

北野天満宮 宝物殿

 

宝物殿前の梅は、綺麗に花を咲かせていたので

天満宮境内の梅の開花状況に大いに期待。

 

 

 

北野天満宮 三光門

 

三光門【重要文化財】の左前の梅は、綺麗に開花していました。

残念なことに三光門の東廻廊の角にある明治天皇の皇后が献身した

紅梅の木『世継ぎの梅』は、完全な蕾状態でした。

 

 

 

北野天満宮 拝殿と西廻廊

 

拝殿・本殿【国宝】、廻廊【重要文化財】。

 

現在の社殿は、1607年に豊臣秀吉の遺命を受けた

豊臣秀頼が寄進して建立されたもの。【国宝】

 

拝殿前にある紅梅の木『紅和魂梅』は、

道真公の自宅の紅梅殿にあった梅を接ぎ木によって

受け継がれたもので『飛梅伝説』伝承の木

 

 

 

北野天満宮 拝殿

 

かなりの遅咲きの品種だと聞いていた

本殿前の『飛梅伝説』伝承の木も完全蕾状態のように見えたのですが、

近づいて見ると有難いことに少し開花してくれていました。

 

 

 

 

早朝と言ってもそこまで早朝ではないのですが

境内の参拝者の姿は、ちらほら。

 

 

 

北野天満宮 楽の間【国宝】

 

 

 

北野天満宮 本殿・透塀

 

本殿【国宝】、透塀【重要文化財】

 

 

 

十二社・老松社・地主神社

 

本殿北側の摂社・末社が並ぶ中央付近にある八重の白梅は、

2002年に全国天満宮梅風会により植樹されたもの。

 

この品種は、木の枝が左右に捩れ曲がった形状になることで

香炉から立ち昇る香煙の様子と似ていることから香篆梅。

雲の中でくねる龍の姿と似ていることから雲竜梅とも言われます。

 

雲竜梅は、十分な開花状態でしたが、

まだまだ若木なのか樹高も低く、

枝の様子は、香煙にも雲竜にもなっておらず

襖絵や屏風絵に描かれているような

重厚感や迫力が増す枝振りになるのはこれからですね。

 

 

 

手水舎・明智の鳥居・竈社

 

竈社(かまどしゃ)の鳥居は、明智光秀の寄進によるもので

裏側には明智の銘があります。

 

大坂夏の陣で勝利した徳川家康が、

豊臣家の痕跡を打ち壊したように

豊臣秀吉が北野大茶会をする際に、

明智光秀の鳥居を破棄させそうなものですが

徳川家康と豊臣秀吉とは、考え方が違うようです。

 

 

 

北野天満宮 石鳥居と東門

 

東門【重要文化財】は、

1607年に豊臣秀頼により再建されたもの。

 

今回の北野天満宮一番の目的の『花の庭』

受付開始時刻までもう少し時間があるので

東門から一旦境内を出て上七軒を散策します。

 

上七軒は、京都で最も古い花街

室町時代に北野天満宮の再建の際に残った資材を使って

七軒の茶店を建てたことに由来します。

 

 

 

上七軒通り 

 

桃山時代に豊臣秀吉が催した北野大茶会の際に

上七軒茶店から献上された御手洗団子を大いに気に入り、

その褒美として七軒茶屋に御手洗団子を商うことの特権と、

山城一円の法会茶屋株を公許したことが

日本のお茶屋の始まりと伝えられています。

 

その後、上七軒の花街は、

西陣の旦那衆が遊ぶ花街として繁栄を極めます。

 

 

 

豆腐料理 くろすけ

 

こういうお店で食べるお豆腐の味は、

普段食べている豆腐とは一味も二味も違うはずなので

昔ながらの製法と言うのか、本当のお豆腐の味と言うのか、

京都のお豆腐の味を一度は、食べておきたいんですよね。

 

 

 

 

祇園白川の街並みと似た上七軒通りの街並み。

 

と言うか京都で最も古い花街が上七軒とのことなので

上七軒の街並みと似た祇園白川となるのかな。

 

 

 

光盛大明神

 

祇園白川の舞妓、芸妓さん等に信仰されている辰巳神社。

上七軒歌舞練場近くにも舞妓、芸妓さんなどに信仰されていそうな

光盛大明神がありました。

 

朝早くにとかお茶屋に出向く前とかに

このような規模の祠に舞妓さんが両手を合している姿って

凄く絵になりそうに思うんですよね。

 

 

 

上七軒歌舞練場

 

さすがにお茶屋さんでの芸者や舞妓遊びは無理ですが、

歌舞練場で3月の下旬頃に開催される『北野をどり』の観賞とか、

夏に開催される浴衣姿の芸舞妓さんと気軽に話が出来る

ビアーガーデンを一度位はと思ったりします。

 

 

 

 

北野天満宮『花の庭』の受付開始時刻が近づいてきたので

上七軒散策を終えて北野天満宮へと戻ります。

 

『花の庭』の開花状況は、見頃となっているものの

満開とは表記されていないのが気になる所ではあるのですが

腐っても見頃表記なので膝から崩れ落ちるような

悲惨な状況ではないはずなので楽しみです。

 

 

 

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