心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

哲学者クリュシッポス

2024年10月31日 | 雑感・愚見

 

古代ギリシャの哲学者『クリュシッポス』は、

葡萄酒を飲んで酔っ払ったロバが

イチジクを食べようとする様子がおかしくて笑い出しました。

 

ところがその笑いがとまらなくなってしまい

死亡したと伝えられています。

 

 

笑いのツボに入り激しく笑い続けている時に

「腹が痛い!腹が痛い!」とか、

笑い終わった後に「危うく死ぬところだった。」とか

言うことはありますが、

 

笑いが止まらなくなって

本当に死んでしまうことってある?

 

クリュシッポスが、笑い死んだとされているのが事実だとしたら

歴史上唯一なんだろうなと思ったら、

何と他にもいたのでその内の数人をご紹介させてもらいます。

 

 

1410年 アラゴン王マルティンⅠ世が。

1556年 ルネサンス期の作家ピエトロ・アレティーノが。

1660年 スコットランドの貴族トマス・アーカートが。

 

近い所では、1975年 

イングランドのレンガ積み職人がテレビ番組を見て

25分間にわたって笑い続けた結果、心不全で死亡。

 

1989年 

デンマークの聴覚学者オレ・ベンツェンが

コメディ映画を見て笑いながら死亡。

 

2003年

タイのアイスクリーム売りが寝ている間に

2分間笑い続けた末に死亡。

 

とは言え、医学的に考えると

笑うことで他の身体機能障害を引き起こし、

それが元となり死亡する可能性があるようですが、

笑うことが直接の死亡原因となることは皆無のようです。

 

笑うことで死亡する可能性として、

血圧が上がり大動脈瘤が破裂する可能性。

心臓発作を起こす可能性。

呼吸に影響して呼吸困難となる可能性。

食べ物を喉に詰まらせてしまうこと等が、

考えられるようです。

 

何だか怒りが頂点に達して

頭の血管がブチ切れるなんて表現があるように

激しい怒りでも同じようなことが起きる

可能性があるということでしょうか。

 

なので高齢者であったり

深刻な健康問題を抱えていた場合には、

笑いによって死亡する可能性はあるようですが、

 

あくまでも可能性があるというだけであって

実際の死亡事例数から考えても滅多に起きないことだと

考えても良いかと思うんですよね。

 

怒りの感情は、ある程度コントロールできますし、

コントロール出来た方が良いかと思われますが、

笑いをコントロール出来たとしても

そんな人生ってつまらなそうです。

 

そして、笑うことは危険性よりも

ストレス解消、緊張緩和、免疫力の向上、長寿に繋がったりと

個人差は有るものの良い影響を与えることが多くあるので

笑っちゃいましょう。

 

意図的に笑うことでも効果を期待できるとのことなので

誰かと面した時に意図的な笑顔を向けることは

政治家でよくみられる不自然な笑顔になって

相手が心を開くどころか警戒心を持たせかねないので

 

最初は、一人部屋でいる時に鏡に向かって

笑顔を作ってみるだけでも

心身の健康面に良い影響を与えることが出来そうです。

 

笑う門には福来る。

 

 

 

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猫の爪切り

2024年10月29日 | 雑感・愚見

 

オーストラリアのクイーンズランド州の動物保護法では

猫の爪を切る行為は、獣医以外は禁止されているとのこと。

猫をショーとして戦わせるのも禁止。

耳などを切り落とすのも、もちろん禁止されています。

 

 

以前、書かせて頂いた家畜化された馬は、

人間が蹄を削ってやらなければ伸び放題になって

歩行困難になるどころか命に関わることもありますが、

 

猫は、野良猫も家猫も自分で爪を研ぐので

家猫には、爪研ぎ用のものを設置しておいてあげれば

わざわざ人間が爪切りをしなくても

柱や家具等を傷付けることを防げそうですし、

馬の様な有様になることはないとは思うのですが、

 

その辺りのことは、猫を飼ったことが無い私なので

詳しいことは知らないんですけどね。

 

ただあの愛くるしさを目にしたら

どうしても触れ合いたくなるだろうから

その際の腕や手のひっかき傷を防止するために

爪を切るのかなあ。良く知らんけど。

 

でもあれ猫にとって大切な爪を

人間の都合を汲み取って大人しく切らす訳も無いし、

切り過ぎると血が出ることもあるので

簡単ではないと思うんですよね。

 

法律で獣医以外は猫の爪切り禁止とするのは

やり過ぎなような気もする反面、まあ理解も出来ます。

 

猫をショーとして戦わせるのは禁止については、

世界では今も闘犬や闘鶏や闘牛が行われているように

昔のイギリスやオーストラリアでは、

猫同士を戦わせていたのかな。

 

人間と牛が戦うのってスペインでしたっけ

牛同士を戦わせる闘牛は、日本で行われていますよね。

それら地域の文化として大切に継承されてきたものを

法律で一気に禁止するのは動物愛護の精神からすると

正しいことだとは思うのですが、

地域文化の破壊にも繋がるので難しいところです。

 

 

最後の猫の耳を切り落とすってのが良く分からん。

 

猫の耳を根元から切り落とすなんてことは

只の虐待なので法律で禁止するのは当然のことですが

地域猫(野良猫)を捕らえて

不妊手術をした猫の耳の先をV字型に切り落とすことも

含まれるのだとしたら微妙ではあります。

 

何一つ望んでいない不妊手術をされるなんてのは

猫の立場からすると間違いなく虐待でしょうけど、

それをやらなければ野良猫が増え過ぎる恐れがあって

 

それが糞尿問題、ゴミ箱をあさると言う問題、

猫の遺体による衛生問題等に対応しなければならなくなり、

その結果、猫にとって一番の虐待となる

殺処分が増えることになるでしょうね。

 

そうなるよりはと、木よりも森を見ることを優先した

人間と地域猫との共生を考えての処置なので

強制的な猫の不妊手術&耳のV字カットは、

まあ致し方ない所ではないかなと思います。

 

でもまあ国が違えば何とかで、

オーストラリアでは、そのような行為も

動物保護法違反となるのか興味ある所ではあります。

 

日本の裁判で納得できないような判決を

目にすることもあるし、

結果有りきで詭弁を用いて弁護する弁護士に

イライラすることもありますが、

 

全体的に見ると日本では

極端な価値観に振り切れることもなく、

ぎりぎりバランスが取れているような印象を持っています。

 

しかし、それも日本で育った日本人なのでそう感じているだけで

勧善懲悪感が強そうな外の世界から見ると中途半端な価値観、

生ぬるい価値観と見えているのかも知れません。

 

教育の有り方なのか何の影響なのか分かりませんが、

最近、報道でちょくちょく目にする悪質な犯罪

さらに増えて来れば、危険運転致死傷罪が制定されたように

下される刑罰も重くなっていくでしょうし、

 

それについて刑罰を重くしても犯罪は減らないと

反対する人もいるようですが、

 

私としては刑罰を重くすることで

悪質な犯罪が増えも減りもしないのであるなら

人間味が感じられない悪質な犯罪の刑罰を

せめて重くするのが筋だと思うんですよね。

 

 

 

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学校職員のクロ

2024年10月27日 | 雑感・愚見

 

昭和30年代に長野県の高校に

学校の職員として職員名簿にも記載されていた

犬の『クロ』は、職員会議や授業にも何度も出席して

つまらない話題だと直ぐに退席していたとのこと。

 

 

長野県松本深志高校に迷い込んだ野良の雌犬が

生徒や職員になつき、また生徒や職員に可愛がられ

学校に住み着くようになります。

 

学校の文化祭に西郷隆盛の犬役で参加。

12年間、用務員に世話をしてもらいながら職員会議にも出席し、

授業中の教室を自由に闊歩し、夜間の見回り警備にも同行。

昼休みには、校庭を生徒と共に走り回った雌犬『クロ』は、

学校職員として職員名簿に記載されます。

 

『クロ』が亡くなった時は、

学校葬で校長先生が弔辞を読んで見送りました。

 

この実話に基づき2003年に主演・妻夫木聡で

『さよならクロ』という日本映画も製作されています。

 

 

私が学生時代を過ごした昭和は、

公立の学校でも穏やかで寛容な風潮があった………のかな。

 

でもまあ考えてみれば

学校の校庭の片隅にある飼育小屋で飼っている

鶏やうさぎを生き物係が世話をするのと同じで

学校で犬を飼うことの許可は、難しくなかったのかも。

 

昔には聞いたことが無かった鳥インフルエンザが

時折、流行することもあるので

子供達が感染したらどうすると何かと責任追及する

煩い人達が幅を利かせている現代で

飼育小屋が無くなりつつあるらしい。

 

ならばと犬猫を飼うとなると

今度は、噛まれたらどうするんだの責任追及。

一方ではペットを室内飼いしている家庭も増える。

 

夫婦の間に子供が5人も六人もいた頃と違って

子供が1人だけという家庭も少なくない時代なので

その子に何かあったらと

強く心配する親が増えるのも自然かなと。

 

そういう気持ちの親のことも十分理解できるのですが

だからって全員に自分の考えを押し付ける的な

飼育小屋の廃止を訴えるは違うように思うんですよね。

 

自宅でペットを室内飼いをする家もありゃ

危険を先回りして飼わない家もあるように

自分の子供が心配なら生き物係にさせないように

学校に言えばいいだけのことで

学校から飼育小屋を失くせは、合点がいかぬ。

 

まさかと思いますが、飼育小屋を失くした暁には

次は、我が子の生活圏から鳥を排除しろ!

なんてことを言いだしたりしてね。

 

動物の飼育、触れ合いを通して愛し愛され

子供の情緒が豊かになっていくこともあるはずなんですよね。

 

転ばぬ先の杖なんて言いますが、

転ぶ可能性から子供を護ろうと

無菌室で純粋培養の如く育った子供達がどうなるのか、

一概には言えないとは思いますが………

 

最近の悪魔に心を売ったかのような事件が頻発し、

逮捕された時の犯人の態度があまりにも酷いのを見ると

何があったらああなるのか………

 

私が判事なら言いたい。

「てめえたちゃ人間じゃねえ!叩っ切ってやる!」

 

 

 

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カナリア

2024年10月25日 | 雑感・愚見

イタリア北部にある都市レッジョ・エミリアの

動物愛護条令では

カナリアを寂しがらせないために2羽以上でかうこと。

とあり違反者には、最大500ユーロ(約7万8千円)

の罰金が科せられるとのこと。

 

 

前にイタリアでは、犬や猫を路上に捨てると罰せられ

最高で禁固1年、罰金約130万円が科せられると

書かせて頂きましたが、

ロマーニャ州にある都市レッジョ・エミリアでは

カナリアの飼い方にも条令が定められているとのこと。

 

欧州全ての国がなのか、

特にイタリアはなのか分かりませんが

動物愛護精神が強い国のようです。

 

カナリヤで有名なのは、鳴き声が美しいことと、

昔は、ガスに敏感なカナリヤを炭鉱に持ち込み

元気かどうかで有害ガスの発生を検知していたこと。

 

まさかカナリアが、さみしがり屋とは知らなかったあ。

 

さみしがり屋の代表格の「うさぎ」は、

あれは警戒心が強く臆病な性格のため

生活環境に変化(飼い主の姿が長く見られないこと等)があると

ストレスで体調を崩してしまうことがあることから

さみしがり屋だと表現されています。

 

私調べでカナリアは、メスは複数でも飼育できますが

複数のオスで飼育すると縄張り争いが起きるので、

基本的にオス一羽だけで飼育するか、

つがい(オスとメス)で飼育するのが良いとされていました。

 

となると今回のブログに書いておいてなんですが、

私が読んだ都市レッジョ・エミリアの動物愛護条令の記事は、

それらと矛盾して変な感じがしますし、

記事自体の信憑性を疑ってしまいます。

 

さてですがイタリア・レッジョは、

町を挙げての芸術教育と幼児教育をしており

欧米及び日本でも注目されていて

教育実践を紹介する書籍やビデオも多数制作されています。

 

そして、そんなお堅い事よりも何より、

パスタ好きの人ならだれもが知っている『イタリアチーズの王様』

パルミジャーノ・レッジャーノチーズの産地として有名で

レッジャーノとは『レッジョの』と言う意味なんだそうです。

 

奈良県・霊山寺バラ庭園 赤カナリア

 

 

 

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探知猫ルーシク

2024年10月23日 | 雑感・愚見

カスピ海に近いロシア南部で

チョウザメ等の密輸摘発の切り札として

輸送ルートの検問所に探知猫を導入しました。

 

結果、猫の嗅覚によってチョウザメの他にも

車の積み荷に隠された魚も発見される様になったとのこと。

 

 

猫の臭覚は、

人間の数万から数十万倍と言われているので

探知の役割を十分果たしてくれたのでしょうけど

人間の100万倍の臭覚を持ち、

探知の役割を果たすための訓練もしやすいであろう犬ではなく

猫にしたのには何か理由があるんでしょうね。

 

日本では、お魚咥えた野良猫、追いかけ~て♬

なんていう歌詞がある位に

猫は魚好きとの印象がありますが

同じ様にロシア南部でも猫は、お魚系は好きとの印象があって

魚系の探知を担ってもらうとなると犬よりも

魚が好きな猫の方が適任でしょうとなったのかな。

 

ロシア南部の地域で探知の役割を

猫に担わした理由は解りませんが、

元々の猫は、魚よりも肉の方を好む動物です。

 

それが日本ではお魚好きとの印象がついたのは

一昔前の私達の魚中心の食生活が大きく関係しています。

 

日本の私達の生活圏の中で生息することを選んだ

猫達の周りには、必然的に魚が多くなり、

人間の魚の食べ残しであるとか、

人間から掠め取る方が小動物や鳥を狩るよりも

楽に食事に有り付けたからで

肉より魚な方が好きなわけではないようです。

 

考えてみれば多くの猫は水が嫌いなので

水の中を泳ぐ魚を好んで狩るなんてことは

不自然なことではありますが

水際に身を伏せて水中の魚を上手に狩る猫もいるようです。

 

人間の生活圏の中で生息してきた猫が

長い年月を経て身体の構造が変化してきていたとしても

不思議ではないかもね。

 

 

続報

チョウザメ等の密輸摘発をするために

探知猫として検問所で活躍した猫について

もう少し詳しく書かれてあった記事を発見。

 

ルーシクと言う名の雄猫は、ロシア南部のスタブロポリで

カスピ海からの密輸ルートに設けられていた検問所で

隠されたチョウザメやキャビアを発見するために活躍しました。

 

捨て猫だったルーシクは、検問所の係官に拾われ

押収されたチョウザメを食べて育ったことでなのか

チョウザメやキャビアに関しては

前任の警察犬よりも鼻が効いたことから

探知専門の猫として抜擢され期待通りの活躍をしたとのこと。

 

猫は、臭覚も戦闘力も犬より劣ることに加えて

犬とは違って自分が好きな事しかしないので

人間の望むような動きをするように訓練することが難しく

警察犬のような役割を担うことは通常ありません。

 

しかしルーシクの場合は、チョウザメは慣れ親しんだ

好きな食べ物であったことから荷物に隠された密輸品を

発見する役割を十分に果たしたとのことです。

 

私達人間も同じで何をするにも動機付けが重要と言うことですね。

砕けた言い方をすると昔何かのCMのキャッチコピーの

やる気スイッチが入りさえすれば、

その道の大抵のレベルには達するということを意味しているかも。

 

あることに持って生まれた能力の高低よりも

やる気スイッチが入る入らないの方が重要かと。

 

問題は、どうやってスイッチを入れるかですね。

強く入れたいと思っていてもスイッチの入れ方が

間違っている場合もあるでしょうし。

スイッチを入れようとする分野が違っていることも。

 

 

また1か月間毎日、自分の部屋を掃除すれば

1千万円貰えるとしたら、どんな無精者でも掃除をするっしょ。

 

その一千万円、誰がくれんねん。

という感じで、誰かが条件を与えてくれさえすればと

ただ期待しているかも。

 

 

 

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