KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

自分を信じなくては・・

2019年06月30日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇

今日も梅雨空。写真は、温泉へ行った日の行きの特急「あずさ」から晴れた甲府盆地。葡萄畑と桃畑が延々と両側に広がっていて、何とも気分の良い風景だ。何十回となく高速道から見た風景も、特急の車窓からは違う風景に見える。富士山は見えなかった。

28日、旅館から帰る直前に「事件」は起きた。
さて、韮崎行きの路線バスが出る時間が来て、部屋を出ようと忘れ物はないかどうかを確認。その時、バッグを調べたら「VISAカード」がない! 財布やキイや保険証などと一緒に金庫へ入れていたのだ。他の貴重品は全部あるのに、そのカードだけが見当たらない。自動チャージのJRのパスを兼ねていて毎日使わない日はないくらい、ハンドバッグには入れっぱなし。それがない! 
もう一度、金庫を確かめ、バッグの中身を全部ひっくり返し・・
金庫は、夫が二度も見ていたし、眼の悪い私よりは確かだ。
とにかくバスの時刻が迫っているので、ないものは仕方がない、韮崎で対処法を考えよう・・と旅館を出た。
「家に置いてきたのでは?」と夫に言われ、そんな訳はないけれどもしかしたら、と思いながらバス停に向かった。少し冷静になって考えると、行きの「あずさ」に乗った立川の駅ナカの店で車中で食べる昼食用の弁当を、カードで買っている。やっぱり、旅館の部屋にあるはず・・
と思い、バスに乗ってから旅館へ電話した。すると、すぐに折り返しの電話。
「金庫の奥にありました!」いちばん奥の方へ貼りついていたらしい。

ということで、バスを降りてまた旅館へ戻り・・一件落着。
どうして自分の記憶を信頼しなかったのだろう、と猛反省したものの、1時間後に乗ったバスは立派だったさきほどの路線バスとは違って林道を下りてきた小さなマイクロバス。まるで半世紀前のバスのようにガタガタの車だった。客は我々二人だけで。
そして韮崎へ着いたら、とうに昼を過ぎていた。行きに、駅前から「Caffee」の幟を見ていたのでそこへ行こう、と決めていたのに、その幟がない。あれ?私の目の錯覚だった?
と、仕方なく駅ナカの蕎麦屋へ入った。蕎麦好きの夫は迷いなく蕎麦、私はキツネうどんを頼んだ。が、そのうどんの不味いこと・・私の口に全く合わなかった・・半分近く残してしまった。
電車まで時間があったので、夫を待合室に残して、とにかく不味い口の中を元へ戻せるものを探しに、土産物屋のあるらしい駅前のビルに入ってみた。
あった!! パン屋を兼ねた大きなカフェがそのビルにあったのだ。たまたま、その日は幟が出ていなかっただけなのだ。ここで昼食を食べたかった・・と後悔しても遅い。時間がないので、持ち帰り用にコーヒーを淹れてもらった。
自分の記憶を信じていれば起きなかったことだ。

帰路の特急からの葡萄畑。


結局、予定の、韮崎駅に止まる「あずさ」には乗れず、各駅停車で甲府まで。
湯治のゆったり気分が半減してしまった。

山裾を覆ふ緑の葡萄畑  KUMI

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