KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

広島城

2018年05月18日 | 旅行
5月11日、広島の旅の最後の日。あら、もう一週間も経ったことになる。時間の経過の早いこと
午後には帰るので、ホテルの部屋から見下ろしていた広島城公園へ行くことにした。無論、徒歩で行ける。もう一度、ホテルの部屋から見下ろして。


楠木の若葉がむせかえるほどの公園、城は無論、原爆で飛ばされてしまい、戦後に再建されたもの。でも石垣は見事に残っていて大藩浅野本家の城らしく威厳があった。「鯉城」と言う。広島カープ球団の名前の由来にもなる。


城の中には、入らなかった。理由は・・階段が急で、腰痛持ちの夫にはちょっときつそう。私も視野狭窄があって下りは危険が伴う。それに、天守閣へ登っても景色はホテルからの方が良いはず・・ と、理屈を付けて。何しろ、二人で一人前という体力の後期高齢者の旅だ。
その代わりにお濠を巡る屋形舟の観光をした。これは案外良かった。


原爆で、天守閣は吹き飛んだ。のちに解ったそうだが、天守閣は一度空に飛び、そのあとでドスンと下へ落ちたという。恐ろしいこと。原爆投下の理由の一つにもなった軍の駐屯地があったから、その惨状を思うと・・






泊まったホテル、リーガロイヤル広島を下から見ると、やっぱり大きい。スマホ写真。


広島城を楽しんで、ホテルと城の間にあった「ひろしま美術館」へ寄った。
ネットで調べたら猫の絵を色々展示しているという。浮世絵から藤田嗣治、その他色々。結構楽しめた。時間が残ったら、旅先の美術館を楽しむのも面白い。


せっかく広島まで行ったのだから足を延ばせば尾道とか岩国とか・・でも、日程もコースも、我々にはちょうど良かった。忙しいツァーにはもう行く気力はないし。
身体障がい者手帳を得てから3年目、実は、長距離の鉄道に乗るのは初めてだった。JRは運賃が同伴者も含め、半額にしてもらえた。指定券などは別。でも助かった。宮島のゴンドラもかなり割り引いてくれたし、その他、入場券も東京と同じく無料にしてもらえた。外から見たらどこにも障害なんか見えないので後ろめたい・・と思ったりしたこともあったが、最近は慣れた。
心臓を器械で動かしての暮らし、って、見た目よりもあまり心地良いものではないから。

城跡の石垣堅固樟若葉  KUMI

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
niceな旅 (mako)
2018-05-18 11:55:35
こんにちは。

ホテルも一流、旅のプランも内容のあって、良かった旅でしたね。
何よりご主人同伴が一番かと^^v
歳時記はお持ちにならなくても季語はもう頭に入っていらっしゃることでしょうから、
スラスラですね。
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makoさん、荷物が持てないのです (KUMI)
2018-05-18 21:37:07
一人で不安なのは、重い荷物が持てないこと。
めえちゃんの入っている左に荷重かけることが無理。
夫は荷物持ちです。帰路は宅配便で送りましたけど。
ともあれ、久々のJRの旅でのんびり出来ました。
ホテルって、繁忙期以外はすごく安いのですよ。

俳句は、現地では全く作っていません。
なぜか、句友が一緒でないと作れない・・困ったものです。
返信する
復興のシンボル (ふきのとう)
2018-05-20 11:25:53
城と楠木の相乗効果は見事ですね。
車での旅も自由が利いて良いのでしようが
電車での旅もまたゆったりしていた事でしよう。

kumiさんとは事情も違いますが健も同乗者は半額、本人にしか
解らない事情もあるのですよね。
「後ろめたい」などと、どうぞ仰らないで下さい。
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ふきのとうさん、まさに・・ (KUMI)
2018-05-20 22:19:38
熊本の地震でも、お城の修復を市民が心待ちにしているそうです。
何もなくなった広島では、お城はきっと市民に力を与えたでしょうね。
国内旅行では、あまり団体のツァーには行ったことがありません。
トシをとったら、自分のペースで動けるのが一番、と思いました。

一人の遠出はもう無理。
でも、旅行大好きですからまだ諦めてはいません。
健くんは、まだまだたくさん旅をするでしょうし、本当に助かる制度です。
私も堂々と使うことにします。
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