KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

「知っていますか、十二月八日」

2022年12月08日 | 俳句
天気 晴

部屋から見た、日の出の頃の北から東の空。東の空を撮るためにはベランダへ出なくては・・屋根が水霜で白くなっているような寒さに、外へ出てまで撮る元気はない。どうせ、街のビルの影しか写らないし。

朝食を食べ始めたら、いつも殆ど自分からは話をしない隣の席のYさんが、ぼそりと「知っています? 今日は十二月八日ですね」と言った。
「戦争が始まった日よね」と続ける。
認知症が少しずつ進んでいて、アルツハイマーとは違い静かに色々と弱っていくタイプの人。あら、日にちの感覚はしっかりしてる・・と少しびっくりした。
「知ってるわよ」と彼女の前の席(私の斜め前)のOさん。
「ここに居る人はみんな解っている筈よ」と私。今日という日にちを認知していれば、という前提があるけれど。彼女はもっとそのことを話したかったのかもしれないが、私は朝から戦争の話はイヤ。それに彼女は私より5歳以上年上なので知っていることの中身が違う。軽度の認知症は、昔の話になると正常に戻るから困る。
介護士は皆知らないだろう。知らない人に話した方が世のため人のため、です。
日本では8日の未明、でもアメリカでは、7日になるらしい。その攻撃を無謀とかなんとか言っても仕方ない。とにかく戦争は止めましょうよ。ウクライナが、ロシア本土の施設を空中から攻撃した、という昨夜のニュースにぞっとした。又もや、核兵器の影が地球を過ぎる。

昨日は月一回の免疫療法の治療日、午前中に出かけて、13時までに検査を済ませ、あとは主治医の診察と点滴。病院へ行くと、検査の結果とは別にして自分の体調が解る。先月と同じことをしている訳だから、先月はここまで歩いてもこんなに息切れはしなかった、とか、もっと素早く歩けた、とか・・
自己免疫力を活性化させて悪い細胞を退治させる(乱暴に言えば、の話)治療、ということなので、毎回どうも副作用が違っていくようだ。先月は点滴後3週目になってお腹を直撃された。今回は、前にもあったパターンで今日はもう頭痛がする。熱は、微熱程度で済みそうだ。明日も循環器科の検査があるので発熱は困る。病院の玄関で入れてもらえなくなる。熱があったら、発熱外来へ回されてPCR検査だか抗原検査だかをして、余計な時間がかかってしまうのだ。
そのため、カロナールを処方してくれるのだが・・いつもの薬局にはカロナールと、それに代わるものが品切れ。世間の噂通りだった。ホームの訪問医が使う調剤薬局へ依頼してみたが、まだ結論は返ってこない。帯状疱疹のとき処方されたカロナールがまだ残っているので明日までは何とかなるけれど・・痛み止めが不足、って怖い話だ。入院中、イレウスの治療は痛みとの闘いでもあるから痛み止めを点滴にして、随分使ったようだ。そんな患者は「痛いのなんか我慢せい!」になるのだろうか?根性のない私は我慢出来なくなるだろう。
昨日のテレビニュースでは、高血圧の薬も不足し始めているとか。医療だけは充実している国の筈が、どうなっちゃったの?


服を着た洋犬がゆく開戦日     KUMI
コメント (2)
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