KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

花散る

2019年04月05日 | 料理
天気 晴 大風

写真は、昼過ぎに買い物に出たときのもの。相変わらず、桜の咲く時期をスマホ頼み。

ようやく朝から暖房を入れない日が来た・・と思ったら、だんだん風が強くなり家の前の桜が散り始めた。国立市の大学通りの桜吹雪を浴びに行きたいと思いつつ、午前中は洗濯掃除に追わた。体調は今だに元に戻らず、ちょっと動き回ると息苦しくなり、休んでばかり。

少しは春を楽しまなくては・・と思い、昨日は病院の帰りに地元野菜の店で「東京うど」を2本買った。お隣の立川が産地の中心なので立川では「立川うど」と言う。でも、地続きのこちらでも生産者は居て、新鮮なものが買える。無論火を通さなくても食べられるが、昨日は1本をきんぴらにしてみた。


この器は、ネット句会でお世話になっている九谷焼の陶工で結社の先輩(私より若いけれど)の窯で作ったもの。年に1.2回は展示会をするので、そのときに買った。桜の模様が描かれているので、今使わないと・・という器だ。縁を内側に折ってあり、かたちもおむすび型で面白い。
他にも色々と手に入れて、使いやすいものしか買わなかったから、食器棚の一番前に置いて日常使いで重宝していた。でも・・それが災いして、殆どのものが東日本大震災の時に床に落ちて他の雑器と一緒に割れてしまった。観音開きの古い食器棚、震度5強とはいえ長時間揺れたので、地震対策に付けていた留め金が壊れてしまったのだ。今は、頑丈な、市役所で配布された留め金でしっかりとガードしている。ということで、残ったものも一客だけになったり、傷がついたりして。
ところが、この小鉢は、桜の時期には早い3月11日だから、棚のいちばん奥に仕舞ったままだったので三客とも助かった。九谷焼で完全な姿で残っているのは、これと中皿三枚だけになった。そんなことで、いとおしい器。
今年も最近、高島屋で彼女の窯の展示会があったはず。今の状態では行けないので、会うことも出来なかった。

もう器は新しく買わない、と決めている。貴重なこの鉢、今夜も、のらぼう菜のお浸しに使おう。

自転車の母と子襲ふ花吹雪  KUMI
コメント (4)
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