KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

はるかなる滝桜

2019年04月22日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇

写真は、4年前の今日の三春の滝桜。この年は桜の開花が早くて、満開を狙って行ったら、もうお終いに近かった。一昨日の夕方のTV中継では満開の滝桜が映っていて、それを見てちょっと悔しかったことを思い出した。

と、そんな写真を載せるほど今日は呑気な日ではなくて。
夫が治療のために5度目の入院の日(正確に言えば間に緊急入院があって6度目になる)。順調にいけばいつものように5日間で退院ではあるけれど。前回は私が病み上がりで一緒に行けなかった。今日は、体調も良くなってきたので同行した。4人部屋の窓際のベッドになったのは初めてのことだ。残念ながら、この病室の窓際からはあまり景色は良くない。それでも、廊下側とは違い窓の外が広く見えて少しは気分も違うだろうと思った。10階から見下ろす風景はすっかり新緑に包まれている。

帰宅したら、何だか急に疲れてしまい、体調は悪いと思えないのに何もしたくなくて4年前の滝桜の写真など眺めたくなった。午後の逆光気味の加え、葉っぱの出始めの千年の桜は、写真でもちょっと勢いがない。
こんな加工をした写真もあった。この句は結社誌で主宰の選を得たもの。


最後の長距離ドライブ。福島には夫の祖母・叔母が疎開して住み着いたので、何度も行った。従兄弟もまだ健在。滝桜を見た翌日は、そのうちの一人が中通りに住んでいるので久しぶりに会い、祖母と叔母の墓参を済ませた。私は叔母の入院中に見舞いに行って以来の10年以上ぶりの福島だった。
滝桜はちょっと残念な姿だったものの、従弟と花見山を散策した。まだ、夫婦とも元気に登り下りの道を歩けた。年下の従弟の方が辛そうに見えたものだ。
色々と思い出して、しんみり。

思ひ出の残滓か桜しべの降る  KUMI
コメント (4)
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