はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

「少子化対策」子供が大好きな親を増やすことです。

2006年06月29日 | 社会問題

 猪口邦子・少子化対策担当大臣が、気合いの入った記者会見をしていました。
2005年に過去最低の1・25に落ち込んだ合計特殊出生率が、婚姻数が急増していることを要因として、06年に反転できる可能性があると所見を述べていました。
 たしかに婚姻数が急増したことで、少子化傾向に歯止めがかかる可能性はあるかもしれません。しかし、また来年度の婚姻数が減れば修正しないといけなくなります。
婚姻数の増加だけを持って強気な発言をしようとするのは、単年度の数字遊びで将来的な施策を考えていないように映ります。
もちろん、児童手当や乳幼児医療など財政面での支援もありますが、金銭的な支援の底上げが地方自治体の財政を圧迫する結果になるであろうことは予想されています。
また、幼稚園へ2歳児から入園できることも、働きたい女性には有効かもしれません。
 どうしても政府などから出される施策が、今現在、子供を抱えている家庭への支援であることは否めません。
それよりもこれから子供を産もうとするために必要な環境整備に論点を移してもらいたいと思っています。
 まずは、子供が欲しくても授からないケース。様々な治療などの努力をしている夫婦などには、治療費の負担が大きくのしかかっています。私の友人も、夫婦ともに教員。子供も大好きなのですが、治療が必要なことが判明してから数年が経っていますが、子供に恵まれません。まさに物心両面で努力をしているこうした人たちには、公的資金の支援を検討して欲しいと思います。
 もう一つは、子供が好きな親になれるように、今から再教育を検討するべきだと思っています。男女ともにですが、子供が自分たちの重荷になると考える思考を変える必要があります。
離婚、再婚などの問題で、実の親が子供を傷つけたり命を奪ったりするケースが多くなってきています。
何よりもまして子供が可愛いという視点に立てる親になれるように、努力しなければいけません。そのために再教育が必要だと思うのです。
 最近、可愛いがり方にも問題があるという事件がありました。誘拐事件が無事に解決したことは良いことなのですが、家庭環境を垣間見ると首をひねる部分もありました。何でも金で解決する、子供の気持ちをコントロールするにも金。
可愛がっているように見えて、子供が親に可愛がらせてあげているのが実体に見えてしまいます。だから子供は車や洋服も平気で買ったり捨てたり出来るのでしょう。

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