はるのほっぺ

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本音は高値で売り抜けたい:「国民新党」

2007年05月08日 | 政治

 安倍晋三首相が靖国神社に真榊を納めていたことを受けて、各党党首のコメントが報道されていました。
 首相の行動よりも、真榊(まさかき)とはいったいどんなものかが事務所で話題になりました。多くは背丈の高い榊の木ではないかという意見でしたが、その正体をyahooで紹介してくれているのを見てビックリ。以下の写真のようなものが真榊でした。事務所のメンバー初め私自身が、神道をよく知らない不勉強ぶりが露呈しました。





 かなり話が脱線しましたが、安倍首相の行動について時事通信の<野党3党、「姑息なやり方」と批判=国民新は「新しい参拝方式」と評価>という記事からそれぞれの政党の意見を抜粋してみます。
民主党の鳩山由紀夫幹事長
「それが美しい国造りへの首相の行為なのか。あまりにも姑息(こそく)だ」と批判した。その上で「私人と言いながら、首相の名前で真榊を出すのは矛盾している。(中韓両国との関係に)影響が出ないことを望みたい」
共産党の市田忠義書記局長
「靖国神社が体現する侵略戦争、植民地支配肯定の立場に首相がしがみついていることを行動で示した。言行不一致も甚だしい」
社民党の福島瑞穂党首
「ご都合主義、2枚舌の姑息なやり方だ。明確に政教分離に反するので、憲法違反という観点からも追及していく」
国民新党の綿貫民輔代表
「1つの新しい参拝の方式だ。わたしはいい方法だと思う」
 民主党、共産党、社民党の対応は予想通り。やはり特筆すべきは国民新党のコメント。
もちろん、代表その人が富山では神社の神主さんなのですからその分を差し引いても、この時期に安倍首相の行動に対する評価をしているのは老練なるワザだと思います。
 前回の記事に書いたように、参院選を控えて国民新党の存在は自民党にとって大きくなっています。
株価で言えばどんどん値が上がっている状態で、一番の高値で自民党に買わせたいのが綿貫、亀井の思惑でしょう。
それも只の数あわせに使われるのではなくて、安倍首相や自民党執行部へ近づいて主流派と肩を並べることを考えているはずです。
 長い年月に渡り、政争を見聞きし、また郵政選挙ではその煽りを食らった綿貫民輔。当事者であるがゆえにその怒りは計りしれませんが、まだまだ権力の中枢に返り咲きたい貪欲なまでの野心には驚かされます。

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