<選挙カーの使用を自粛する>という報道がされていました。公費負担を受けないという財政面の削減と、自治体の面積がそれほど大きくないという条件が重なっての決断をする候補者がいたようです。
選挙カー不要論に続いて考えてみたいのが、これまた皆さんも迷惑?に思っている?選挙期間中の電話かけです。
告示日に1回、中日に1回、最終日に1回と計3回くらいの電話攻勢を受けたことがある方もあるのではないでしょうか。
選挙事務所サイドからは3回ですが、これが複数の選挙事務所からくれば倍して電話が鳴り響きます。
この電話作戦が有権者の気持ちを「投票してあげよう」と動かせるかは疑問です。あくまでもこれまでに後援会へ入会してくれるなど支持してくれた人への確認程度でしょう。
なぜ、こんなことを考えたのかと言えば、先ほど初老の女性から電話があったからです。
内容は「○○ネットから電話があった」、「もうセイキョウは何年も前に辞めているのに」というもの。一番気にされていたのが「個人情報の転用ではないか」という点です。
電話を受けた側がそのことを指摘する間もなく電話は切れます。仮に文句を言ったとしても相手が謝るだけ。
それこそ「情報の流用だ」と訴えることまでは誰もしないでしょう。
個人情報保護法が施行される前の選挙であれば、それこそ名簿をかき集めて電話をかけることもしていました。
しかし、施行後には名簿をもらうことなど到底出来なくなりました。
余談ですが、幼稚園や小学校の連絡網さえ作らなくなっているのです。
こうした点では新人候補者などは名簿さえも作り切れていない現状もあります。だから顔と名前を売るだけの駅頭立ちばかりになるのです。
そろそろ「電話かけ」も不要になってくるかもしれません。効果があまりないことに加えて、電話かけの協力をしてくれるボランティアを募ることも楽ではありません。
最近、思っているのは、何とか支持者の携帯のメールアドレスを知りうる策がないかということです。
もちろん、支持者と候補者が信頼関係がないとありえませんが、地方自治体の議員選挙ぐらいではメールで投票依頼が出来れば随分違ってくると思うのです。
ある選挙事務所から活動報告の電話をもらい、電話口から聞こえる電話作戦の声の大きさに、「やっぱりこれも選挙らしいや」と思ってはおります。
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