ときに、初春しよしゆんの令月れいげつにして、気き淑よく風かぜ和やはらぎ、
梅うめは鏡前きやうぜんの粉こを披ひらき、蘭らんは珮後はいごの香かうを薫かをらす。
時は初春しょしゅんの令月(※すなわち、何事をするにも良き月、めでたい月)[17]、
空気は美しく(※『初春』の『令月』を受けての解釈では、瑞祥ずいしょうの気配に満ち)、
風は和やかで、梅は鏡の前の美人が白粉おしろいで装うように花咲き
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味を込めた
このニュースを見たのは 母の嚥下内視鏡検査が無事終わり
自分の病室に戻って ほっとしているときでした。
検査は順番待ちで 母は今日午前中のラストに当たりましたが
検査室は一階の耳鼻咽喉科だったか 口腔内科だったか
前の患者の検査が終わるまで 少し廊下で待ちましたが
母としては 何のためにベッドから出てきたのかよく解っていません。
ありがたいことには 新しい婦長さんは 以前レスパイト入院をしていた時の婦長さんで
『どこかでお会いしていますね^^』という所から始まり あったかい歓迎
この検査の時も 直接 婦長さんが介助をしてくださいました。
順番が来て 検査室に入って
背を向けて座っている先生の髪は 赤茶のショート
スリムで ズボン姿の若者です・・・・
げげげ やんちゃな若造に当たってしまったかぁ
まぁ仕方ないよねぇ 決まりなんだから
母ちゃんの検査さえしてもらえればいいんだから
覚悟を決めていましたら
こちらを振り返った先生を見て さらに
なんとプロフェッショナルな女!!
話をしながら 母の機嫌を取りながら
何人もの看護師に囲まれながら
私にも説明をしながら スルスルと管が入っていきます。
「いやいや もうやめて~~~」と言う母の声も
適度に聴き応えながら あれを注入 これを注入
ヘルプの看護師に掛ける言葉も 素早く適切
青く着色された液体が流れ込んでいきます。
「はい!ごっくんですよぉ~♪ 飲んでくださいねぇ」
私が持って行った キューピーの とてもやわらか雑炊も二口
『トロミなしのほうがいいかもねぇ 普通の水入れてぇ!』
最後のほうは 母も疲れてきたのか あまり口を開けませんが
注射器で 閉じた口の端から 注入。
結果。
異常なしですよぉ。ちゃんと通りますから 口から食べられます。
欲しくないとか 飲み込まないとかは 認知症から来ているものと思いますから
本人が 欲しがるものを 適度に与えてみてください。
経管栄養は 必要ないと思われます。
2018年3月28日撮影 ミニ水仙
風透けて微笑みあうの黄水仙 はな