羽黒蛇、大相撲について語るブログ

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2011年07月09日 | 情実相撲・八百長・防止案など羽黒蛇意見
琴欧洲カド番 八百長を疑われないような取組編成とすべき(羽黒蛇)








本日の朝日新聞朝刊で、やくみつる氏が、次のように述べている。








相撲協会は証拠主義で、八百長メールという物証が出ている者、たとえ訴訟を起こされても裁判を戦える程度の供述が得られた者の処分にとどめ、過去の八百長の存在を認めなかった。



過去の八百長の存在を認めず、疑惑を抱え込んだまま進んでいくことになってしまった。協会は最大のチャンスを逸したと思う。



証拠主義を貫いた結果、著しい不公平が生じたのではないだろうか。幕内上位にもまだ八百長力士がいるのではないかと、思っている人は大勢いる。



カド番琴欧洲は、場所前半に大関戦を組むべきだ。



もし、千秋楽に、8勝6敗の魁皇と、7勝7敗の琴欧洲が当たって琴欧洲が勝てば、たとえガチンコであっても失笑を買う。



琴欧洲の星勘定が苦しくなってしまう前に大関同士の対戦を組み、八百長を疑われる状況をつぶしていくべきだ。













感想:やくみつる氏の意見に賛成。



私は、八百長問題は、「八百長をなくすこと」を目指すのではなく、








「八百長を疑われる」ことを減らし、



「これなら八百長はないだろう」と相撲ファンと、相撲に関心のない世間一般に納得させることを目指すべきだと考える。








一番一番の相撲は、ガチンコか、八百長かは、見ただけでは分からない。



これは、絶対ガチンコだという熱戦は、何番かあるが、それ以外は、ガチンコとも、八百長とも疑える相撲がほとんどである。



片方の力士が一方的に勝ったら、勝った力士の立合いが素晴らしかったとも見えるし、負けた力士が手を抜いたとも見える。



四つ相撲の熱戦でも、どちらが勝つか決めた上で、「立合い右四つにさせてください。後は、星の返しであることばれないように熱戦にして、最後力を抜いて下さい。」というシナリオがあるかもしれはい。



明らかに手を抜いた、見苦しい相撲でも、立合いの呼吸が合わなかったからかもしれないし、怪我を隠しているのかもしれない。



観客が見ただけでは、本当に、ガチンコか、八百長かは、分からない。



力士に熱戦を見せるように要求すると、ガチンコの短い相撲が減って、八百長の熱戦が増えるおそれもある。













「八百長を疑われる」ことを減らすには、取組編成を変える必要があり、



「これなら八百長はないだろう」と思わせるには、番付編成を変える必要がある。








琴欧洲の大関戦を、序盤戦に当てる。



琴欧洲が終盤勝越していなかったら、勝越しも負越しもしていない力士と対戦させる。








この二点を実行すれば、八百長を疑われる可能性を大幅に削減することができる。



それが、面白い相撲を見せるという、相撲協会の本来の目的を果たすことになる。








充実した相撲を見せるには、力士だけでなく、審判部の責務は大きいのである。








羽黒蛇

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