Yahoo知恵袋、大関から関脇への陥落規定(羽黒蛇)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1466174059
羽黒蛇回答
私は現在の3場所の成績(33勝がめどとなっている)で大関昇進を決定し、2場所の成績(連続負け越しで陥落)で陥落、陥落したら一場所の成績(10勝したら大関に復帰)で昇進陥落を決めることには反対です。
例えば、次のような不合理が起こるからです。
ケース1: 関脇8-8-15-15-大関7-7 で翌場所関脇
ケース2: 大関8-8-8―8-8-8-8 で翌場所大関
ケース3;大関10-15―10-15-7-7 翌場所で関脇
ケース1は、六場所で60勝・一場所10勝平均
ケース2は、六場所で48勝・一場所 8勝平均
ケース3は、六場所で64勝・一場所 10.7勝平均
この三人の力士のどちらが、翌場所の地位を上位にすべきか。
直前の場所だけ見ると、ケース2がケース1・ケース3より1勝多い。
しかし、この三人のうち誰が、大関としてふさわしい成績かというと、明らかにケース3・ケース1・ケース2の順である。
現在の番付制度には、次の欠陥がある。
欠陥1:大関昇進前の三場所が、33勝でも、45勝でも評価が同じであること。
欠陥2:大関昇進後の8勝でも、15勝でも、関脇陥落基準としては評価が同じであること。
ケース4: 大関10-10-15-7-7-関脇9
この力士は、関脇陥落後の翌場所9勝なので大関には復帰できない。しかし、
ケース4は、六場所で58勝・一場所平均9.7勝
ケース2と、ケース4を比べると、ケース4の方が、大関としてふさわしい成績である。が、ケース2は翌場所大関、ケース4は翌場所関脇。
改革のポイントは、二つある。
大関昇進前三場所で34勝以上の成績をあげたら、昇進後の一定期間、陥落基準をゆるめる。
大関昇進後は、7勝以下か、8勝以上かという二分類ではなく、0勝から15勝という十六段階により、陥落基準を設定する。
8勝ではなく、9勝しておくと、陥落基準が緩和される。
9勝ではなく、10勝しておくと、陥落基準がより緩和される。
10勝ではなく、11勝しておくと、陥落基準がさらに緩和される。
逆に、
8勝ではなく、7勝しかできないと、陥落基準が厳しくなる。
7勝ではなく、6勝しかできないと、陥落基準がより厳しくなる。
6勝ではなく、5勝しかできないと、陥落基準がさらに厳しくなる。
このように、1勝 (同時に1敗)の価値を同等にしてしまい、一場所一場所の成績が、8勝か、7勝かの価値を、現在より大幅に下げてしまう。8勝と7勝の差は、9勝と8勝の差と同じにして、7勝と6勝の差とも同じにする。
具体的には、
関脇から大関の昇進基準を、6場所で54勝以上(一場所9勝平均)
大関から関脇への陥落基準を、6場所で54勝できなかったら、とする。
6場所で54勝の力士は、幕内上位力士の4番目か5番目になるので、東西横綱・東西大関の4人を番付で維持するためには、これ以上厳しくすると、番付編成が難しくなることより、提案するものである。
関脇維持のためには8勝が必要だから、大関維持のためには厳しく9勝とする。ただし、連続9勝ではなく、通算6場所で平均9勝とする。
羽黒蛇
質問は、こちらです。
search_net_boxさん
大関から関脇への陥落規定
最近、回答しているだけで物足りなくなったのか、皆様にご意見を問いたく、質問を投げかけさせていただいております。
見識・知識の有無にかかわらず、多くのご意見を頂ければなぁと思っております。
さて、本日の質問は【大関から関脇への陥落規定】についてです。
よく、角番脱出8勝は甘いとか、北の富士さんも確か「5回目の角番は陥落」みたいなことをおっしゃっていたような気がします。
とはいえ、いくら角番とはいえ「勝ち越したのに番付が下がる」というのには違和感を覚えます。そして、X回目の角番で陥落ともなれば、在位が長ければ当然回数も増えてくることでしょう。
過去の知恵袋で、別の方のご回答だかご質問だったか失念しましたが【角番脱出は10勝】という規定はどうか。
というのを見たような覚えがあります(検索をかけたのですが見つかりませんでした)。
要するに、負け越しの翌場所、8勝か9勝だったら翌場所も角番、ということです。変な話ですが、負け越した後ずっと8or9勝を続けていれば永遠に角番が続くと言うことです。なかなか面白い発想だな、とも思いました。
実際、この制度を導入したとすれば、星というのは変わってくるかと思うのですが、過去のデータにこれを当てはめると、前の山なんて、昭和45年9月新大関で全休、そこから7場所角番が続いたことになります。確かに、負け越し後8or9勝続きの大関が負け越し1回で関脇に陥落させられるのは仕方がないかな、なんて気もしますが。
また、昔は3場所連続で負け越してやっと陥落したんだ、今は甘い、なんて意見もありましたが、3場所連続負け越しの時代は10勝での復帰規定はなかったため、負け越し→負け越し→8勝以上が求められるか、(1場所関脇にはなるが)負け越し→負け越し→10勝が求められるかで大差は無いような気がします。
私も個人で分析・保有しているデータで、大関の基準というのを考えてはみたいと思いますが、陥落規定、また陥落後の復帰規定について、なにかご意見ございましたら頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1466174059
羽黒蛇回答
私は現在の3場所の成績(33勝がめどとなっている)で大関昇進を決定し、2場所の成績(連続負け越しで陥落)で陥落、陥落したら一場所の成績(10勝したら大関に復帰)で昇進陥落を決めることには反対です。
例えば、次のような不合理が起こるからです。
ケース1: 関脇8-8-15-15-大関7-7 で翌場所関脇
ケース2: 大関8-8-8―8-8-8-8 で翌場所大関
ケース3;大関10-15―10-15-7-7 翌場所で関脇
ケース1は、六場所で60勝・一場所10勝平均
ケース2は、六場所で48勝・一場所 8勝平均
ケース3は、六場所で64勝・一場所 10.7勝平均
この三人の力士のどちらが、翌場所の地位を上位にすべきか。
直前の場所だけ見ると、ケース2がケース1・ケース3より1勝多い。
しかし、この三人のうち誰が、大関としてふさわしい成績かというと、明らかにケース3・ケース1・ケース2の順である。
現在の番付制度には、次の欠陥がある。
欠陥1:大関昇進前の三場所が、33勝でも、45勝でも評価が同じであること。
欠陥2:大関昇進後の8勝でも、15勝でも、関脇陥落基準としては評価が同じであること。
ケース4: 大関10-10-15-7-7-関脇9
この力士は、関脇陥落後の翌場所9勝なので大関には復帰できない。しかし、
ケース4は、六場所で58勝・一場所平均9.7勝
ケース2と、ケース4を比べると、ケース4の方が、大関としてふさわしい成績である。が、ケース2は翌場所大関、ケース4は翌場所関脇。
改革のポイントは、二つある。
大関昇進前三場所で34勝以上の成績をあげたら、昇進後の一定期間、陥落基準をゆるめる。
大関昇進後は、7勝以下か、8勝以上かという二分類ではなく、0勝から15勝という十六段階により、陥落基準を設定する。
8勝ではなく、9勝しておくと、陥落基準が緩和される。
9勝ではなく、10勝しておくと、陥落基準がより緩和される。
10勝ではなく、11勝しておくと、陥落基準がさらに緩和される。
逆に、
8勝ではなく、7勝しかできないと、陥落基準が厳しくなる。
7勝ではなく、6勝しかできないと、陥落基準がより厳しくなる。
6勝ではなく、5勝しかできないと、陥落基準がさらに厳しくなる。
このように、1勝 (同時に1敗)の価値を同等にしてしまい、一場所一場所の成績が、8勝か、7勝かの価値を、現在より大幅に下げてしまう。8勝と7勝の差は、9勝と8勝の差と同じにして、7勝と6勝の差とも同じにする。
具体的には、
関脇から大関の昇進基準を、6場所で54勝以上(一場所9勝平均)
大関から関脇への陥落基準を、6場所で54勝できなかったら、とする。
6場所で54勝の力士は、幕内上位力士の4番目か5番目になるので、東西横綱・東西大関の4人を番付で維持するためには、これ以上厳しくすると、番付編成が難しくなることより、提案するものである。
関脇維持のためには8勝が必要だから、大関維持のためには厳しく9勝とする。ただし、連続9勝ではなく、通算6場所で平均9勝とする。
羽黒蛇
質問は、こちらです。
search_net_boxさん
大関から関脇への陥落規定
最近、回答しているだけで物足りなくなったのか、皆様にご意見を問いたく、質問を投げかけさせていただいております。
見識・知識の有無にかかわらず、多くのご意見を頂ければなぁと思っております。
さて、本日の質問は【大関から関脇への陥落規定】についてです。
よく、角番脱出8勝は甘いとか、北の富士さんも確か「5回目の角番は陥落」みたいなことをおっしゃっていたような気がします。
とはいえ、いくら角番とはいえ「勝ち越したのに番付が下がる」というのには違和感を覚えます。そして、X回目の角番で陥落ともなれば、在位が長ければ当然回数も増えてくることでしょう。
過去の知恵袋で、別の方のご回答だかご質問だったか失念しましたが【角番脱出は10勝】という規定はどうか。
というのを見たような覚えがあります(検索をかけたのですが見つかりませんでした)。
要するに、負け越しの翌場所、8勝か9勝だったら翌場所も角番、ということです。変な話ですが、負け越した後ずっと8or9勝を続けていれば永遠に角番が続くと言うことです。なかなか面白い発想だな、とも思いました。
実際、この制度を導入したとすれば、星というのは変わってくるかと思うのですが、過去のデータにこれを当てはめると、前の山なんて、昭和45年9月新大関で全休、そこから7場所角番が続いたことになります。確かに、負け越し後8or9勝続きの大関が負け越し1回で関脇に陥落させられるのは仕方がないかな、なんて気もしますが。
また、昔は3場所連続で負け越してやっと陥落したんだ、今は甘い、なんて意見もありましたが、3場所連続負け越しの時代は10勝での復帰規定はなかったため、負け越し→負け越し→8勝以上が求められるか、(1場所関脇にはなるが)負け越し→負け越し→10勝が求められるかで大差は無いような気がします。
私も個人で分析・保有しているデータで、大関の基準というのを考えてはみたいと思いますが、陥落規定、また陥落後の復帰規定について、なにかご意見ございましたら頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。